昨日も日記を書いた。その日記を書くために、2018年12月31日に何を書いていたかを調べた。それから日記を書いて、リンクを張る時にURLを見た。
URLが「id+数字」になっているのは、ここに移転する前に使っていたJUGEMブログがそうだったからだ。前例を踏襲した、何も考えずに。
リンクしたURLは「id590」で、昨日の日記は「id955」だった。きっちり365の差があることに感動する。一年が365日なのは、迂鈍(うどん。そばではない。年越しそばは食べた。あなたは食べた?)な僕でも知っている。知っているから感動できた。人間は知っているものが組み合わさった予想内の出来事にしか感動できない。知らないもの、予想外のものに対した時は、戸惑いか驚きが前に出る。
仕方がないから大掃除をしよう。まずはハンディモップとウェットティッシュで、あちこちに積もっている埃を落とす。ハードカバーの本だと、表紙が邪魔で上手くいかない。そうやって本棚の前に、久しぶりにじっくりと立って、選んできた本のセンスの良さが抜群だと再確認。この部屋では、本棚に並ぶ本だけが自慢。
べったりと床にくっついているのは僕だ。這いつくばって暮らしているから、パソコンもプレステ4も床に置かれている。さすがに直ではなく、いらない空き箱や2リットルのペットボトルを並べて台にしているとはいえ、それらを一旦どかさなければならないから、普段はあまり掃除機をかけない。それは本当に億劫だから。
やればやるだけ綺麗になるから掃除は、始めさえすれば楽しくなっていくという娯楽性を感じるのは、たまにしかしないからだし、狭い部屋だからだろう。吸い込み切らない髪の毛を、しつこく吸い込もうとしながら、『東京ポッド許可局』の年末年始特別配信を聞いた。本当はその前の晩、目を閉じた湯船で「100点の新幹線の過ごし方論」だけは聞いていた。無駄は贅沢で、贅沢は浪費で、浪費は快楽で極楽だった。心が解けて回復した。新幹線に乗り込んで、その座席で本を読みたくなった。ビールでも飲みながら。「ベーコン論」は、何度聞いても笑ってしまう。バーコン。
窓ガラスの磨りガラスに窓ガラスの汚れを落とすスプレーをして、ブラシで擦ると黒い汚れが落ちる。黴の気持ちを考えるのは年の瀬だけだ。ああ黴よ、なぜお前は。感情移入し始めたところで水拭きして乾拭き。結露を吸い取る新聞紙を下に敷いて完了。この部屋には居たくないから、換気のためにドアを少しだけ開けて家を出た。家の外には、大晦日の街がある。
あ、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今年の目標は、心に決めた目標を実現することで、目標の達成を日記に書けるよう、一年間頑張ろうと思います。