ブログ「いらけれ」

時間に圧倒されますね、もう土曜日も23時だなんて。一日があっという間です。きのう、日記を書き直してからも、どうしても新しい文章を書く気になれなかったので、楽天から届いていた箱をあけて、綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。 』をぱらぱらとめくり、本を書く人ってやっぱりすごいなあと思ったりしました。僕には知識もないし、一冊の本として考えをまとめ上げるような力もないので、ただただ尊敬するよなあって(まだちゃんと読んでないですが)。

そうそう、楽天の箱で思い出したんですけど、この前散歩していて赤信号を待っているときに、道端に停まっている車が目に入って、その後ろを男の人が開けたら、いっぱいのアマゾンの箱が詰まっていて、圧がなんかすごくて、「うっ」て、息が苦しくなりました。「この圧がすごい2019」でした。あれを一人で運んでいるのはすごい。いつも届けてもらっていることに、もっと感謝しないといけないですね。

それで、金曜日に送られてくる大量のアンケートを「よゐこの○○で○○生活」を見ながら処理していたら寝落ちして、起きたら10時で、「まだ全然終わってないよ~」と焦りながら少しやっつけて、出かける準備をしなければならない時間で、髭を剃って出発したときは、「僕たちだけがおもしろい」を、井野卓選手は現在ヤクルトスワローズなので、頷きながら聞いていたら、秋津に着きました。

秋津では、最近知り合った方と会食をしました。これは冗談ですが、その方が思想とか哲学、もっと詳しく言えば、「ゲンロン」が好きなのではないかと、ふと思ったことがあったのですが、その通りだったので、自分は本当にすごいなと思いました(これは冗談です)。ひっくり返るほど楽しかったので、またお話しできるといいなあと思いました(これは本気と書いてマジです!)。

めちゃくちゃ名残惜しいな、と思いながら別れて、とはいえ、楽しい時の自分は本当におしゃべりがすぎると、こちらが話しすぎたことをただただ反省しながら、あまり馴染みのない秋津の街を、観察するように歩いていたら、自販機の前で女性が声を上げていました。イヤホンをしていたので、何を言っているかまでは分かりませんでした。女性はその顔立ちから、おそらくダウン症なのではないかと思いました。正直に書きますが、僕は通りすぎようとしました。ただ、僕に声をかけていたのは明らかだったので、イヤホンを外して近づいたら、「取れない」とのことだったので自販機を見ると、入れようとしたお札が詰まっているようでした。

端っこの見えている千円札は、なんとか指でつまみ出そうとしますが、うまくいきません。「少し待っていてください」と声をかけ、自販機に書かれている電話番号にかけましたが、土曜日は会社がお休みのようでした。自販機は、「営業中」の札が出ている飲食店の前にあったので、中に入ってお店の人に事情を話しましたが、自販機はお店のものではなく、鍵も預かっていないとのことでした。いい策が思いつかないまま自販機の前に戻り、とりあえず指でお札を引っ張っていたら、徐々に感触が変わり、さらに力を込めたところ、ずるずると出てきました。お札を渡すと、笑顔で「ありがとうございます」と言ってもらえて、とても嬉しかったです。その自販機では、もうお札を使わない方が良いと思ったので、「小銭はありますか」と尋ねたところ、持っているとの返答だったので、僕はその場から離れました。

もっと人通りの少ないところにも自販機は置かれているので、こういうことがいつ起きてもいいように、自販機の会社がいつでもヘルプできる体制が理想だとは思いますが……コストもかかるし、難しいですよね。また、僕以外に誰も立ち止まらなかったのは少し悲しかったですが、しょうがないですよね。僕だって、一度は無視して行こうとしたので、人のことは言えないです。あの自分はとても恥ずかしいし、もっとうまく対応できなかっただろうかと、悔いが残っています。人生の本番は、いつだって急に始まるけど、いつだって稽古不足だなあって思います。

世界は大変だし、現実は厳しいので、みんなが助け合えるようになって、もっと楽に暮らせるようになったらいいなって思います。明日は、投票に行こうと思います。


BUGY CRAXONE「ナイス・ナイス・ナイス(ナイスな日 Ver)」

ブログ「いらけれ」

※この日記は数日前に書き終えていましたが、今、文章を少し消しました。
僕は、たった1秒で思い付くようなことは、それだけの価値しかないと考えています。人間にできることは、少ししかありません。でも、少しはあると信じています。それは、一生かけて方法を考えながら、一生かけて動いて、そうやって初めて、なんとか実現できるかもしれないというような、遠くて時間のかかるもの、ではないでしょうか。とにかく僕はそう思うし、そう思って頑張ってみるつもりです。

生活のバランスは悪く、自分で自分をいじめているみたいで、瓶に砂をもっと詰めたいときのように、細胞の並びを整えるイメージで、体をとんとんと歩行する。選挙のことは、本当に考えたくないな。成熟を忘れた土地は、すっかり暑くなってしまって、心が萎びた僕のために世界は好転する。

まだ大丈夫だけど、太陽光がもっと強くなったら、この黒い靴が地獄に変わりそうで恐ろしい。どうしたもんかなあ、何かいい方法はないものだろうか。

まだ起きていない悪いことは、あまり考えないようにしようね、友よ。『大森望×豊崎由美 文学賞メッタ斬り!スペシャル(第161回予想編)』を聞きながら入った冷房の効いていない図書館で、『プレイ・マターズ 遊び心の哲学』を借りた。まったく知らないで、立ち読みだけで借りたけど、面白かったら良いな。

音楽に救われた日があって、文学に助けられた日々があって、浪費に癒される時があってもいい。暮らしは、上手くやらなくていい。よく分からないけど、それにしたって、100均で1000円使うのは間違ってるんじゃない?間違いじゃない人間なんて、どこにもいないか。

靴の中敷きだけが必要で、後はいらないものばかりだ。炭酸が抜けにくくなるポンプ付きの栓とか、冷蔵庫に入れておくと氷代わりになる石。便利なグッズ。しかし、便利グッズだらけの家が、貧乏臭く見えてしまうのは、なぜなんだろうね。

あと扇子を買った、暑かったから。靴のかかとに付ける滑り止めを買った、緩かったから。ライターを買った、もらったアロマキャンドルがあったから。

少なくなっていたウイスキーと、サワークリーム味のポテトチップス160gと、炭酸飲料3本と、久しぶりのミルクレープを買う。いわゆる"自分へのご褒美"という奴だが、褒めていいような仕事はしていないだろう。アルコールと脂肪分と糖分。快楽というのは、なんて単純なんだろう。

痩せるわけがない僕は、それでも、「そういえば炭酸抜け防止栓ほしいな」って思った100円ショップにはなくて、計四つの100均を巡ったりしていたから、1万4000歩も歩いていたのだ。身体の細胞は、整列しただろうかね。


Theピーズ『絵描き』

ブログ「いらけれ」

近頃は、ユーチューブで『よゐこの○○で○○生活』を見ている、大体。『ゲームセンターCX』とかもそこそこ見ていたし、だから好きだし、やっぱりコメント力がすごいし、100円ショップのスポンジを見て「ポンジ先輩」を思い出すほどだ。
ここまでになった理由は、見ているときの心地良さで、それは広告が入らないからだと気づいたのは、マイクラ編をシーズン2まで全部見た後だった。一企業の宣伝でもある番組に、別企業のCM入れないわな、そりゃ。
煩わしくないというのがとにかく最高で、「もう戻れないかもしれない」と思って、プレミアム会員になってやろうかと考えるほどだ。まず無料で配って、どっぷりと浸からせて、それから面倒、不快にして、有料でそれを取り除けるようにするっていうのは、めちゃくちゃ合理的なやり方なのかも。倫理的にはアレだけど。

久しぶりに晴れた日、玄関を開けたら、塀に小さくて真っ白な蛾がいた。僕は扉を開け放して、トイレから出てきたKに、「ちょっと、こっちこっち」と声をかけた。Kは、サンダルをつっかけて出てきた。蛾を見て顔をしかめた彼女は、そこにあったほうきで、蛾を追い払った。同じ屋根の下に住んで長いが、初めて見るような粗暴さだった。
僕がKと出会ったD大学は、もう東京って言えないんじゃないかというぐらい外れにあって、街中でバッタリ再開した僕らは居酒屋で、キャンパスに大きな蛾がいたこと、学生たちの間で、それが「D大蛾」と呼ばれていたことを話題にした。僕は、ユーチューブで見た『ヨーロッパ企画の暗い旅』の「演劇蟹工船の旅」のなかで、辛すぎる演劇の旅公演で、美しい蛾を見つけるのが楽しみになっていたというエピソードとともに映し出された写真を見て、「あ、『D大蛾』じゃん」と思ったこと、でも、そこで出ていた蛾の正式名称は、忘れてしまって思い出せないことを話した。
まだ封鎖されている道のせいで、家へ帰るには、遠回りをしなければならなかった。あの頃から、すべてが変わってしまったのかもしれない。門扉を手で閉めようと振り返ったら、真っ白な蛾が、またそこにいた。戻ってきたのだろう。巨大な存在から追い回された場所に、再び戻ってこれるような図太さは、少し羨ましいと思った。


SPARTA LOCALS「ジャーニー&ジャーニー」

これから先も馬鹿やるつもり
大人になってもふりかえるな
最高は今さ

「旅は続く」!なんて良い曲、良い歌詞なんだろう。うっとり。ジャーニーは、じゃあねに似てるね。「じゃ~に~」って言うこともあるもんね。じゃ~に~。

ブログ「いらけれ」

昨日あんなことを書いてしまった(と書くと、気になって読みたくなるかもしれませんが、大したこ文章ではありません)のは、最近『欲望の貨幣論2019』を見たからなのかもしれないと、書いた後に思った。そういえば、番組を見ながら「1万円欲しい人は、1万円を手に入れたら2万円にしたいと思うし、100万円貯金がないと不安だという人は、目標金額を達成したところで、200万円ないと安心できない理由を、新たに探してしまうものだろう。つまり、このシステムに投げ込まれた時点で、回し車の中のハムスターなのだ」なんて考えたような気がする。お金について、ある程度で満足することができるのは、本当に一握りの、限られた人間だけなんだよね。

くそう、Gmailの迷惑メールブロック機能が、大事なメールまでブロックしていた。僕にとって何が迷惑か、アルゴリズムが判断すること自体が迷惑という、寓話みたいな世界。

あなたには、知らないことがたくさんあります。驚きを探しに、地球の裏側まで行く必要はありません。辺りをうろつけば、コカ・コーラの自販機はいくつもありますが、コカ・コーラの公式アプリ「Coke ON」対応の自販機には、ドクターペッパーが置かれていないことが分かるでしょう……いやさ、軽い気持ちで探し出したのよね。自販機のドクターペッパーを見たことがあったし、実際、探したら一部の自販機には置かれてたんだけど、「Coke ON」対応となるとさっぱり。歩きに歩いて、やっとチケットをゲットして一本無料になってさ、ちょうどウイスキーを割るのにハマっていたからドクターペッパーを、と思ったのにさあ。しょうがないから買ったリアルゴールドでウイスキー割ったら、あれ、これ結構おいしい。人生は、発見の連続ですね。

現実には、依然として差別や不平等が存在していて、社会はそれを反映している。例えば、ある有名な学校に通う人たちを調べたら、性別に大きな偏りがあったとする。それはおかしいから、変えていかなければならない、というときこそ、そこでは生徒の性別が問題となる。生徒たちの性別を考慮しなければ、差別の実態も分からないし、平等を実現することもできない。しかし、一人一人の人間と向き合う時は、人間は人間であるという態度で、なるべく性別を問題とせず、その人の性別によって態度を変えないのが理想だろう(当然ながら、性別を問題としないからといって、何を言っても良い、何をしても良いという訳ではない)。この二重性について、どのように考えればよいのか……僕がさっぱり分かっていないから、答えらしきものすら書けない。