プリズム

ブログ「いらけれ」

久しぶりに長いツイートがしてみたくなって、頑張っては見たものの140字には届かなかった。あの名前ビンゴみたいなやつ、実物を見たら、絶対に"ちょっと面白い"と思うはずなのだが、見せられないのが残念でならない。今日のスワローズは勝ったけど、いつも負けてばかりなので、プロ野球ニュースをチェックしていないから、巨人に横浜が肉薄しているなんて知らなかった。実況でそんなことを言っていて驚いた。解説が、実況に「あらいさん」って呼ばれていたから誰かなと思ったら、あの新井さんだった。広島戦じゃなかったから、ピンと来なかった。検索してみたら、今年からTBSの専属解説者になっていたようだ。へー。

昔好きだった人の名前を、検索窓に入れたことのない人だけ、僕に石を投げてよし。そういうことをして、自分のさもしさを思い知るのをやめたい。検索してしまった後に、心に残るあの痛みをすべて集めたら、一思いにあの世へ行けそうなのにな。

目の痛みで目が覚めた。昨日の夜に突然、左目に刺すような痛みがあって、「ほほう、これは結膜炎ですな」なんて、なったこともないのに早合点していた。ほっといたら治るだろうと、そのまま眠った。前述の通り、寝て起きても痛かったので、顔を洗うついでに様子を見ようと鏡を覗き込んだら、眼球にぐるぐると髪の毛が巻き付いていた。あまり良いことではないのだろうが眼球を指で触って、はり付いている長い髪の毛をなんとか取り出せたときは、なかなかの快楽だった。

適当な散歩をしていてたどり着いた小平駅のそばに、それははり付いていた。「不断の私たち」で書いた、落としてしまった靴のかかとに付ける滑り止めだ。土で汚れて、だいぶ茶色くなっていたが、それが何かを知らない人が見たら、宇宙人の落とし物とでも思ってしまうような不思議さはそのままだった。僕は僕なので、それを拾おうとしたら、しっかりと地面に接着していて、「だったら靴にくっついとかんかい!」と思った。どこかの藪の中にわざと置いたら、それを見つけた子どもが、珍しいものに違いないと宝物にするのではないか、などなど、妄想は捗ったが、僕は僕なので、家まで持って帰って、捨てた。

僕の考えていることを、試みていることを、分かってくれる誰かが、どこかにきっといるはずだと妄想できているから、この日記が続いている。それがなくなったら、口を噤むだろう。

ブログ「いらけれ」

Posted by 後藤