強く蹴れ
『「はい」と言って』
「YES or YES」を聞いて、一番驚いたことを書き忘れていることに、今驚いている(ああ、ぼくの人生は驚いてばかりだ)。で、書き忘れたことっていうのが、いっぱいあるんだけど、なぜアイドルは歌って踊るのだろうかと、ふと思ってしまったこととか。いけないいけない、それで一番驚いたことっていうのが、曲の長さが4分あることだった。
WIREDの記事「音楽ストリーミングがもたらした、全米ヒット曲の「7つの変化」:研究結果」にある通り、一曲の長さというのは短くなる傾向にあり、さらに言えば、"現在、ランキング入りする曲で3分30秒を超えるものは非常に稀"なわけです。もちろん彼女たちの、MVが作られるような曲というのも、長くても3分30秒くらいに収まっていたわけです。それなのに、4分あるということは、どういう戦略なのだろうか、ということを、真剣に考えなければなりません。
“今"というのは、あなたにとってどんな形をしていますか?僕にとってのそれは、丸くて透明です。透明って不思議ですよね。水も硝子も透明だけど、透明でそこにあるということは分かる。透明人間のように、本当に冬目ではなくて。それで、その透明のボールはいくつかあって、跳ねていて、ぶつかって、蹴ったら気持ちよさそうだから今、大きく足を後ろに振り上げて。
久しぶりに「スンッ」ってなっている。驚くほどに、書きたいことがない。何があったわけではない、というか、何もなかったから書くことがない、というわけでもない。実は、あまりにいろいろなことが起こったおかしな一日に、心を囚われ続けている。
何かを書こうとすると、あの日にすれ違った、あの人々のことを考えてしまう。彼/彼女たちが、なぜあんな格好をしていたのか、なぜあんな決断をしたのか、なぜ道端であんな行動をしたのか……ということをずっと考えているのだが、決して分かることのない疑問だけが残るのだろう、人生に。
それは、ブログという形で書かれることはない。ポッドキャストという形で話されることもない。まだ無理、というか、ずっと無理ぜったい無理、無理無理無理。あの人々のことを考えれば考えるほど、無理になってしまうというか、彼らの事情を慮ってしまうから。
それは僕の見た、そのままの形で表現されることはないだろう。しかし、いつか小説という形式で、このザラザラした心が伝わるように書かれるのだろうなって、そんなことを思った。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません