ブログ「いらけれ」

先日ここに書いたものが、読み返してみたところ日記じゃなかったので、自分のサイトに移動した(「音楽とか言葉とか発音について」)。書き始めた時は、もっと日記日記したものを書くつもりだったのだが、いつの間にか日記じゃなくなっていた。はじめからあちらに置けばよかったなあなどと、どうでもいいことを考えている。

どうでもいいことといえば、あれを書いているときに着ていたTシャツに英字が書かれていて、書いている途中にそのことに気付いて、そのことをオチにしようかとも考えた。それはまあ、あんまり面白くないと思ったから止めた。ちなみに書かれていたのは、「Sooner or later in life」から始まるプリーモ・レーヴィの『これが人間か』の一節だ(もちろん、"s""o""o"……と、一文字一文字慎重に打ち込んで、グーグルで検索するまで知らなかったことだ)。

より日記らしく書くならば、あるジャーナリストのツイートから考えたことがあるのだが、記事にしようかなーどうしようかな。でも、誰からも必要とされていないからなー、しかし、必要とされているから書くのではなく、書くから必要とされるのであり、必要とされるように書くべきだ、という当たり前のことは知っている。もっと詩的というか、エッセイ的な題材もある。それはアイドルを見ながら思いついたことだが、まあそれも、やる気が起きないので書けない。

羽生竜王の行った講演が記事になっていて、それを読んだ(「羽生竜王の金言、「結果と一致しないことに物事の機微は潜んでいる」」)。曰く

ただ、重圧を感じている時も悪い状態ではない。最悪なのはやる気のない状態。

僕は最悪だ。

ブログ「いらけれ」

一回書いたものを消してこれを書いている。
何が面白いのか分からなくなって。最初っから分からない、何が面白いのかなど。

どこか遠くへ行きたい、ネット上で称賛されたい、職について安心したい、やせたい……
むしろ消えたい、という思いを持ってしまうことについてだけは、とても分かる。
そういう人たちの、そういう思いが、掬われて救われるといい。そう思う。

こんなこと書いてたら、何がしたかったのか分からなくなって、冬だ。


Sufjan Stevens – The Greatest Gift (Official Video)

ブログ「いらけれ」

もっと早くからしておけばよかったんだけど、ぼくのやっているラジオ「とくにないよね」の全音声をまとめてダウンロードできるように公開した。リンクはこちらから
誰かまた1から聞いてくれたみたいなので、手間を省けるようにと思って。
しかし、こんなことしても意味ないのかも。もう、もうすぐ収録日で、毎週何かしら考えている、そのエネルギーをかける甲斐がなさすぎる。

普通にトンチンカンなこと言ってる人は仕事がなくなればいいだけなんだが、そうなってないのがね。社会は壊れてしまっている。
属性と成果、成果を重視する人は、同じ属性の人でも細かく成果を批判する(内ゲバ)に対し、属性派の人は、小異を捨てて大同につく、細かく見ていけば全然意見が違ったりするんだけど。

意見以下のものを"排除"すること、しかし、立場を越えて意見を尊重しあうことのできるプラットフォーム。アーキテクチャ。仕組み。とはいえ、歴史修正主義と主張をキレイに分けることは難しいね。


透明雜誌 – 透明雜誌FOREVER (OFFICIAL VIDEO)

ブログ「いらけれ」

読んだもの
【ルカ・モドリッチの物語】不合格のひ弱な少年が世界最高のMFになるまで
「でも子どもの頃のルカのプレーを見て『彼がトップクラスの選手になると分かっていた』なんて言う人の言葉を僕は信じていないんだ。そんなのあり得ないよ!」
現世界最高レベルのプレーヤーも、いつだって飛び抜けていたわけじゃない。その事実に元気が出る。
“鹿島る"の正体とは何か? 鹿島がJリーグで勝ち続ける必然
「権限を持っている人が何も決めない、責任も取らない、責任者の交代が外にわからない政治的な理由で決まっていく……これが最悪のケースでしょう。」
抜き出したところとは別に、普通に分析としても面白い。

「永世七冠」について。
つっても、将棋ファンしか分かんない、いや、将棋ファンでも分かっていないのではないか、そのすごさ。とてもすごいことだということだけ分かるのだが、そもそも永世位の基準は、なぜそうなっているのか説明できるものではないし、そんなこと言ったら、タイトルだって、7つなことに意味はない(10でも5でも1でもいいわけだし)し(今は8大タイトルになってるわけだし)。しかし、そんなこといったら、将棋のルール、桂馬の動きだって、そうだからそうだとしか言えないし……。

インターネットについて。
インターネット(SNS)では、書かないものはいないのも同じというか、だから書かねば!という強迫観念があり、しかし、丹精込めてつぶやいたところで状況は変わらず、本来はそんなものどうでもいいのだが、どうでもいいといっていられないのがつらい。書かないものはいないのも同じ……。


毛玉 – ダンス・ダンス・ダンス