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ブログ「いらけれ」


glass beach – bedroom community

またRun For Cover Recordsのユーチューブアカウントで新しい良いバンドを見つけたので、大音量でかけて、踊りながらこれを書いている。いつもありがとう、Run For Cover Records。ロサンゼルスのバンドらしい。英語が読めないから翻訳したPitchforkの記事に書いてあった。

とくにヒップホップを聞きながら歩いている時、ピストルの形にした指をリズムに合わせて動かすというのをよくやってしまう。一人だから何も問題ないと思って、向こうから来た人に見られて、恥ずかしい思いをする。
それなりの速度ですれ違う歌。まれに、歌いながら自転車に乗る人とすれ違って、その時の僕はぎょっとする。なぜ歌ってはいけないのだろうか(街頭ビジョンからはヒット曲が流れ、その下を、オリジナルソングを流す宣伝カーが行く)。なぜ踊ってはいけないと思っているのだろうか。それは別に恥ずかしいことではないのだから、勝手にやればいいはずなのに。気分が良いのはむしろ、歓迎されるべきことなのに。
全然勝手にやれないし、勝手にやる人を白い目で見てしまう。そういう自分がいる。

誰かに言われたわけでもないのに、勝手に始めたことといえばこの日記だ。わざわざ薄い財布から金を出してアドレスとサーバーを用意しているのだから、とても愚かだ。それで、この程度の文章とアクセス数なのだから笑える。続けていくだけの気力もないし、もうすぐ終わるのだろう。しかし、象にとっての"すぐ"と鼠にとっての"すぐ"は違う。地球にとってみれば百年だって一瞬だ。

28年の人生があっという間に感じられるのは、記憶というものが不確かで、すべての出来事がずっと昔のことのようでありながら、今さっき起きたことのようでもあるからなのだろう。便器の前に立っている間、他にやることがないから考えて、まだ大学生の気分でいる自分に気が付いた。腑抜けた男は、実力を伸ばすことも実績を残すこともないまま、髪の毛だけが薄くなった。新しい仕事が見つからないのも当然だ。やればできるのにやらなかったし、できないことをできるようにもならなかった。それが限界なのだから、諦めるしかなかった。
プロ野球の試合で草野球選手は勝負にならないから、普通に暮らす人になろう。普通に暮らせるようになったら、日記に書けるような面白いことも起きるだろう。

どうにかなるさ それまで生きろ 生きのびろ

Theピーズ「ノロマが走っていく」

ブログ「いらけれ」

Posted by 後藤