ブログ「いらけれ」

2015.12.15 渋谷らくご「しゃべっちゃいなよ」より





受賞者の皆様、本当におめでとうございます。

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11/18の渋谷らくごのさらっと感想です。

まず「ふたりらくご」。
一之輔師匠と喜多八師匠が最初に「渋谷らくご」で同じ出番だった時に、喜多八師匠がやった演目が「粗忽の釘」だったなあとか、喜多八師匠がdisじゃなくシブラクをちょっと褒めた!とか、一年見てきたご褒美をもらえた気がした会でした。
トップの中のトップ二人の、身体的表現力と、語り口に感動しました(その場はもちろん爆笑でした)。
同世代の、お笑いが好きな子とか、映画が好きな子に観てほしいなあと、ほんとに思う。なんとか誘わないと。

そして「渋谷らくご」。
馬石師匠の「甲府い」に感銘をうけました。ほんとは、『渋谷らくご一周年記念本』だけ買って帰ろうかとも思ってたんですが、観てよかった!
ストーリーだけでは感動できないと思う。その、まさしく「人情」を、じんわりと、心から「いいなあ」と思えるのは、馬石師匠の演じる登場人物が魅力的だからかなあと。
二つ目の、小辰さん、鯉八さん、正太郎さんも凄かった。しのぎの削り合い!
小辰さんは正統派。聴いてて気持ちいい「金明竹」。聴き比べたことが無いので他と比べては分からないのだけれど相当面白かったです。
正太郎さんは、にぎやかデフォルメ派。動き一つ、みてて楽しい落語!何度もきいた「火焔太鼓」も、フレッシュに聴けました。
鯉八さんは……。天才!リアル「俺ほめ」からの「やぶのなか」。今までは独特のワールドに連れていかれるような高座だったのですが、今回はそのワールドが現実に溶け込むような感じでした。特にまくらが。「やぶのなか」は、これだけでブログ書きたい!手法の発明だ!って思いました。すごすぎて度肝を抜かれました。

開演前、終演後には、らくごカフェ主宰の青木さんがゲストのトークがあり、落語マニアの視点からの意見が聴けてよかったです。

大満足で千秋楽公演は終わったのでした。

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まさかのA太郎さん開口一番「文七元結」。シブラクメンバーの中で一番クレイジーなのはA太郎さんだとおもう。しかし、落語は突飛なところはなく。じっくり聴かせる。研ぎ澄ませている時期なのかなあと。もっともっと観ていきたい。
歌太郎さん。とりあえずA太郎さんにキレてから(笑)「磯の鮑」。つなぎの役目を果たし、かなり輝いていた。与太郎のキャラ付けが可笑しい。こちらは、引き出しを増やしている時期なのかなあと。

左談次師匠、喜多八師匠からお互いの昔のエピソードが。楽しい。
もうどちらも言う事なし。
左談次師匠の文化の香り。しつこく笑いどころをつくらない「天災」。これこそ粋ってことなのかなあと。
喜多八師匠は「もぐら泥」。かわいそうな泥棒(笑)。まさに滑稽な仕草とやり取り。やっぱり喜多八師匠は最高だ!

また、左談次、喜多八共演の会みたいなあ。

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今月も渋谷らくご、行ってきました。おもしろかったです!
しかし、4時間落語を聴くのはそれなりに体力を使うようで、帰ってきて即寝落ちしてしまっていました。

ほんと、毎回満足しているので、ずっと続いてほしい、そのためにはもっと集客しなきゃならんでしょう。自分も貢献していきたいですな。(すでに何度か友人を連れていっているのですが、もっと!)