ブログ「いらけれ」

ネタバレに関して。

「ネタバレ禁止」を謳うエンターテイメント作品は多い。

確かに、意外な物語展開による驚きが、ある種の快感であることは否定しない。しかし、それはそれでしかない。

とにかく最初の一撃に目眩ましをされてはいないか。そんなことを超えて面白いものが、たくさんあるのだから。
ネタバレされたら楽しめないものや、一度驚いたら二度目はないものなど、大したものではないだろう。

繰り返し何かを楽しむという受容態度が、もう古いのかもしれない。一度見て終わりだから、一度目の驚きの価値が上がっているのかもしれない。

ブログ「いらけれ」

知識欲だって恥ずかしいものだと思うし、思想書や人文書を読む私の姿は、変態的だ。
世界中の出来事を知ろうとしている人は、それが性癖だ、とまでは言えないか。
ニュースに正しいコメントをする人にも、欲求解消的な素振りがある。あるいは、強者として振る舞いたいという欲望。
知ってどうなるという情報を知らない。今そう生きるのは難しい。

外を知らないまま、閉じた世界で死んだら不幸だろうか。世界情勢について池上彰で知った風になる方が幸福か。
世界の無意味さについて考えれば、陰謀論に頷いたりせずに済むだろうか。

Solar System – Screaming Maldini

ブログ「いらけれ」

バッティングフォームに悩む、ロードサイドのバッセンで。あるいは、打ちっぱなしで。僕とゴルフの浅からぬ縁は、また今度だ。

上手くいくことも、思い通りになることも好き、それ以上に、試行錯誤が楽しい。事象を分析し、仮説を立て、実験してみる。

ときどき掴むコツも、しかし、次の機会では忘れてしまっているから、一生楽しめる遊び。

ブログ「いらけれ」

新年から、難しいことを考えていて、頭が痛くなるほどだ。
三日間で、いろいろなことが起きて、いろんな言葉が飛び交っていて、どれも難しくて。
もう少し2015年が必要だったように思える。

無限の批判可能性、笑いと社会とコミュニケーション(と言語とバラエティの文法)、悪感情と差別意識を持つ人が多い現状、笑いの原資の少なさ(政治的に正しい笑いの単調さ)、日常とネットが裂けている部分、ヴァルネラビリティと炎上、批評の通じなさ、誤読と誤読する人について、などなど。

何か言うなら、真剣に考えてからのほうがいいと思って。
真面目ですから。

ただ、誰かを攻撃したい、馬鹿にしたいだけの自分も必ず居て、気を付けなければならない、と思う。
だから、「そういう所ないですか?気を付けて!」ってみんなに思う。
自分の感情が分かっていない、分かっていて無視している人もいる、と感じる。