壊滅的である。そもそもが、Twitterに流れてくる流行りのnoteなどを見るにつけ、何の教養もなく知識もない自分に苛立ち、ブログを書くという気持ちの著しい減少に見舞われており、どうでもよくなっていた真っ最中だったのだ。そして、先程まで東京ドームで行われていたオープン戦で、相手チームのエースにきっちり抑えられ、4番にきっちりサヨナラホームランを打たれたことも、少しは影響しているのだろう。ああ、嫌だ。
携帯電話の機種変更をしたのは、先週の火曜日だった。これから始まるのは、本当にただの愚痴である。読んでいて、面白いものではないだろう。しかし、心が壊滅的な今は、それでもいいと思ってしまっている。ちなみに、登場人物はauとappleである。
ショップでの手続きに、想定していたよりも時間がかかったことは、こちらから、不明点を尋ねた部分もあったので、納得している。そのせいで、周りの飲食店のランチが終わっていたことと、髪を切る暇がなくなったことも、仕方のないことだ。「故障紛失サポート」というオプションが、何の説明もなく付けられていたのも、まあ良しとしよう。壊すと手厚く補償されるようなので、壊すように使うつもりだ。わざわざメールが来ていたので、「誕生日月の人には、プレゼントがあると聞いたのですが……」と、スタッフに声をかけたら、「全部捌けたんです」と言われたことが、一番腹立たしかった。「もれなく」って書いてあったから。もれたから。
でもまあ、流石にここまでならば、寛容な私なら忘れてしまうようなことだ。問題は、機種変更と同時に申し込んだApple Musicの無料サービスだった。
まず、auショップでの申し込み時に、こちらも説明をされなかった。家に帰って、もらった紙袋を探ったところ、契約書などと共に利用開始の手順が書かれた紙を見つけた。だが、手順の最初に書いてある「届いたSMSのURLから……」の、SMSが来ていないので、お問い合わせに電話をする。
ただこれは、SMSで届いたURLでなければならないというわけではなくて、よく見れば、手順の紙に「こちらからでも手続きが出来ます」と、QRコードが書いてあったし、auの公式サイトのヘルプにも、URLが記載されていた。だから、これは私のうっかりだったわけだ。しかし、それならば「SMSが届いてないんですが」という電話口の私に対して、すぐにそのことを教えてほしい。そういった対応を、サポートには期待しているわけだが、相手から出る言葉は、状況自体が分かっていないのではないかというもので、若干不安になる。『調べたところ、Apple Musicの申し込みは済んでいる、だから使える』というようなことを、過剰な敬語で話す相手に対して、「だから、申し込めていたとしても、URLがないと始められないのですが」と、ややキレ気味なってしまう。なんとか状況を説明し、URLを送ってもらうところまで漕ぎ着けたときには、長すぎる音声ガイダンスと、オペレーターに接続するまでの待ち時間も合わせて、15分ほどかかっていた。(続く)