ブログ「いらけれ」

子どもに夢を聞く意味はあるのだろうか。すでに夢を持っている子どもには聞くまでもないことだし、その多くが夢破れる運命にあるとしても、内に秘めておけばいいだけのことだ。そして、何よりも罪深いのは、夢を持っていない子どもが、悪いことをしているような気持ちや、あるいは劣等感を抱くようになることで、だから、名を成した人のインタビューで「子どものころは夢がなかったけど、○○に出会って……」と、そのことがトラウマ的に語られることになる。成功者はそれでいいとして、子どものころに夢がなかった者の多くが失敗し、そこには敗北感だけが残った。

土曜日には、「平成最初の僕たちだけがおもしろい特殊ゲーム会」に行ってきました。一応、初回からすべて聞いているリスナーとはいえ、ガチ勢リスナーの方々に混ざることはちょっと申し訳なくて、しり込みしていたのですが、とある縁があってお誘いいただいたので、勇気を出して参加しました。
生仁尾さんと生あららさんを見るのも初めてで、とてもドキドキして座っていたのですが、めちゃくちゃ楽しかったです、行ってよかった!
音声を録音していて、ポッドキャストで配信もされると思うので、あまり内容について詳しいことは書かないですが、これまで番組内で遊ばれてきて、ずっと聞いていたゲームを実際にやってみると、とても難しかったです。それでも、個人戦の方は30点以上取れたので(と言われても、その場にいなかった人には、良い点数なのか分からないと思いますが)、悪くはなかったですが、チーム戦の方では、全然貢献できなかったのが心残り。でも、参加されていた方々の、スーパープレーがたくさんあって、盛り上がれて楽しかったです。
また、おみやげがいっぱいもらえたのも嬉しかったです。内容もデザインも素晴らしい冊子や、かわいい鉛筆(!)をいただけて、作る大変さも容易に想像がつくだけに、そのサービス精神に頭が下がる思いでした。
でも、とにかくそのようにずっと、サービス精神たっぷりでポッドキャスト配信を、お二人とスタッフさんで続けてこられたからこそ、あれだけの人が集まって、あれだけ良いお客さんばかりで、あれだけ楽しいイベントになったのだろうなあと思いました。
そして、壇上のお二人が、トークで客席を大爆笑させている姿を見て、かっこいいなって、ちょっぴり羨ましいなって思いましたとさ。

本当は、春が近づいていることを、そのように書けるはずだった。しっかりと目は痒くなり、鼻水も出るようになったけれど、外はビックリするほどの寒さだ。ノースフェイスの緑の薄いジャケットで出かけたのは失敗だった。小平駅まで、夕方の墓地を歩いた。僕は、あまりにも一人だった。でも、今日も明日も、僕には会う人がいた。それに、傍らには歌があった。ささやかな幸福と希望があった。もっとささやかな未来もあった。上を向いて歩こうと思った。


GRAPEVINE – Our Song

もう二月のニュースも 「雪が降った」て告げた どこでさ?
春はもうちょっと 先の事でしょ? あれま もうすぐかい