苦い!

ブログ「いらけれ」

(自分のこれまでを、間違いとして総括して、間違いに気づいた私は成長したということにして、だから今の私は正しいという理屈を展開する手法)

未来の自分に出会うように生きる。とか言って、だらだらと10時に起きる。

「何かやりてえなあ」と、窓の外が明るくなるまで、久米川にあるケーキ屋さんがラジオ好きで、「TBSラジオfamになった」ってツイッターに書いていたから、今度行こうと思ったり、東村山駅の近くにある、児童書などをメインに扱っている一風変わった本屋さんのホームページに、「紹介された」と書いてあったから、『むらのわ』という東村山の情報誌を読んで、やっぱりまったく知らないバーとかあるんだな、今度行こうと思ったりしていたからだ。

その日の昼間には、焼肉屋の2階に、テナント募集の張り紙を見ていた。僕は、そこを遊び場にする妄想をした。人狼会とか読書会、哲学カフェのために貸し出すスペースを作っても、儲からないだろうか。あるいは、地域の人がだらだらと、そこで時間を忘れて過ごせるようなブックカフェにするのもいいな。せっかく仕事に耐えて小金を貯めたのだから、本当に好きなことやりたい。「カフェ 開業」とグーグルに打ち込んで、最低でも500万円が必要だと解説されているのを読んだ。貯金の10倍だ。でも東村山市には、創業・開業支援の制度があって、お金を借りられるらしいよ。

しかし、ケーキ屋にもバーにも行かないだろうし、遊び場も作らないだろう。これらはすべて、夜更かしにしか繋がらなかった……というのが、従来の僕だ。やっとアクセス数が増えてきたというのに、このように、無内容な日記を書いてしまうのが、これまでの僕だ。『音楽ガハハ』で知った、子どもが「甘い!」と言っているように聞こえる曲(Calvin Harris「Slide ft. Frank Ocean, Migos」)があって、その反対に「苦い!」っていうの面白いなーと思っていたとはいえ、内容とはまったく関係がないのに、タイトルにしてしまうのが、まあ、今までの僕。

ある会話のなかで僕は、「どんな革命も、笑われるところから始まるんですよ!」と言った。自分で良い言葉だなって思った。イヤホンが断線して、右から音が出なくなっても、また買えばいいやと思った。「金がない」という焦りから、残高によって救われている自分を見つけた。そんな風に、自分も周りも否応なしに変わってしまうのならば、良いことを始めようと無茶な決心をしてしまうぐらい、少しでも良くしようと夢見るぐらい、悪いことではないと思うことぐらいは、悪いことではないと思う。

ブログ「いらけれ」

Posted by 後藤