2019年2月12日の思い出
朝5時にメールを書き、送信し終えて眠った。起きて、挙動不審な様子でラジオを聞きながら、家の周りを歩いて、耐えられなくなって帰ってきて、部屋でドキドキしたりしていたら、もう出発の時間になっていた。
この日は、友人と二人で「渋谷らくご」に行った。18時から1時間の会だった。
「ふたりらくご」5日目
2/12(火) 18:00-19:00柳亭小痴楽-真田小僧
玉川太福/玉川みね子
-男はつらいよ(三十一)〜旅と女と寅次郎〜来場者 115名#シブラク
— 渋谷らくご 3/8~12@ユーロライブ (@shiburaku) 2019年2月12日
開口一番の小痴楽さんも触れていたが、会場に女子高生の三人組が来ていて驚く。冒険しているのだなと思い、なんだか羨ましく思った。『宇宙よりも遠い場所』を思い出し、友人にはその話をした。
小痴楽さんの高座は、時間が押すほど枕がたっぷりで面白かった。それに、とても自由で、途中に考えてきたネタを忘れてしまったという理由による”空白の時間”はあるし、小痴楽さん自身「失礼だったね」というほどの、女子高生いじりはあるしで。それでも、それらがすべて笑いに変わっていくのだから、やはり落語家、噺家という人々が、座布団の上にいるのって、最強なのではないだろうか。
太福さんも熱演だった。後に、別の出番があるのが信じられないほど。声、そしてフィジカルにまず驚く。浪花節とも言われる浪曲のこと、「男はつらいよ」シリーズという題材との相性がとても良くて、もちろん、「映画の登場人物に似ていない」というギャグなどもあり、「男はつらいよ」を見たことがないのに、非常に面白かった。映画も見てみようと思った。小痴楽さんのおかげで(?)、予定より遅い時間に会は終了し、外へ出た。
電車に乗って地元へ帰る。西武線の車内に貼られたマンションの広告には「グラマラスなキャンピングができるレジデンス」というキャッチコピーが付いていて、二人でひとしきりいじった。まず、マンションがあるんだから、キャンプしなくて良くないか。
電車内でも、この後どうするのかということについて会話していたが、結局、はっきりとした結論が出ないまま駅に着いた。駅の柱に貼ってあった地図を見たら、それに名前を載せている店が良さそうだったから、とりあえずそちらに向かったが、その道すがらにある店に入った。
かなり入りにくい店構えだったが、その場のノリで扉を開けた。ここが大当たりで、飯がめちゃくちゃ美味かった。料金も決して高額ではなく、久米川とは思えないクオリティだ。炒った銀杏と鯛めしに、感動させられると思わなかった。僕が、常連になりたいと思った、この良い店がどこかにあるかって?それは教えられないな。
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