You don’t have to feel this emptiness

ブログ「いらけれ」

「2018/08/26 今日のボイスメモ」
ポッドキャストが更新されてるから、聞くといいよ。正直、再生数もクソ少ないし、ずっと続けているのに広がりないし、そっち方面のやる気はない。無力感でいっぱいになってしまってる。だけど、やってるとなんだかんだ楽しいから。今回は声が暗いけど、暗いのは声だけでニコニコだったよ。

「彼らのなかに、確信として悪徳が実ってしまっているのならば、対抗手段はシステムしかないでしょ」って、話題のニック・ランドについて書かれたブログ記事を読んで思って、しかし、こういう考え方こそが分断や抑圧を生んでいる気もして、「彼らも人間なのだから、話し合いましょう」という思想も一方ではあって、この両極の間で揺れているのが今の自分なのだなって思った。

「世界は、世界の外側からしか分からない」というのが、今外側にいる僕の意見だ。そしてこれは、内側にいると分からないことで、つまり、社会生活を営む多くの人が世界を分からずにいるということだし、分かっていないことが分かっていないということでもあって、また、分からないまま死んでいくということだと思っている。
分からないまま死んでいくほうが幸せなのだろうけれど、世界のことが分かっていない人々によって占められて作られていく世界は不幸だと思った。

ハンバーグを切っている。将棋をやっていると分かるのは、間違えるのは選択肢がある方なんだよね。必然の一手なら、初級者でも選べるんだけど、道がたくさんあるときにこそ、ダメな選択肢を選んでしまうわけでね。でも、こういうのを人生にそのままスライドする奴はバカだよな。そういう奴をバカと言います。人生は将棋のように勝ち負けのゲームではないし、何が正解かも分からないんだから。ピンときた。今理解した。僕の文章には誠実さが足りないんだ。そういうことだったのか。もっと誠実に書かなければならないんだ。しかし、逃げ出した人ってそんなに恐ろしいだろうか。その人にバッタリ出会って何かされる可能性より、普段不義理をしている人に何かされる可能性の方が、よっぽど高いと思うけど。ハンバーグの味はよく分からなかった。

24時間テレビが放送されているらしい。やっていること自体も、その内容もほとんど知らなくて、なんか申し訳なくなった。お金をかけて作っているだろうし、宣伝もしていただろうに。ひとえに私がテレビに疎いことが悪いのでありまして。しかし、どうせポエムを流しているんでしょ?……ある言葉を「ポエムだ」と言うことで、何かを言ったつもりになっている人も、あるいは社会も、ポエムによって動かされているんだ。ポエム以外の言葉は力を持たないだろうとまで、僕は考えている。だからこそ、ちゃんとポエムを見ていくことの方が重要だと思うね。


Rex Orange County – Sunflower

ブログ「いらけれ」

Posted by 後藤