一回休み。
こんにちは、後藤です。いつもお世話になっています、というのもおかしいけれど、こういうときの書き始め方が分からないから、こう始めてみます。
私の身に、なにか大きな問題が起こったということではありません。なので、心配はいりません(そもそも、誰もしていないとは思いますが)。むしろ、人生は好転しているとさえ言えそうです。新しい友だちができたし。生きていると良いことがあるものだ、そう思いながら眠りについたのは、長電話で更けた夜でした。
一方で、私の身になにか大きな問題が起こってしまったと言えなくもないのは、次の朝に目を覚ますと、ひどく気分が落ち込んでいたからです。とにかく頭が重い。身体が重い。なぜだか理由が分からないが、やる気が出ない。なにも考えられなくて、なにもしたくなくて、まんじりともせず布団で横になっていました。そうして世界は昼になって、夜になって……。
ただ楽しく生きる、それだけのことが一番難しいのが人生だから、こういうときも来るだろうという覚悟はできていました。まあ、パニック障害とともに暮らしている私ですから、悪いことがあれば沈み、良いことによって上がるという単純な仕組みではなく、身体と脳と心の複雑なつながりのなかで、上手くいかなくなることがあるのは理解していますよ。脳内物質め……と思ったところで、生まれつきの体質は変えられないしね。
残念ながら今の私には、なにかを考えることはできないようです。書きたいと思うことはあっても、書ける気がしない。転職しようにも求人がないことが関係しているのかもしれない。イベントに行けない、人に会えないという今の状況が、ボディーブローのように精神を削っているのかもしれない。とにかく、最近ちょっと頑張りすぎていたなというのはあって、こちらから人に声をかけたり、人前に立つ役割を引き受けたり……慣れないことばかりやるものではなかったな、と反省しています。
それで、新しく行ったクリニックで、初診なのに短い時間で、うつの手前だという私に、抗うつ薬と漢方が処方されたけど大丈夫なのかこれ、という疑念は拭い去ることはできませんが、全部飲み込んで、ふわふわする意識のなかで、これを書いています。ですから、文章がふわふわしているのは薬のせいで、文章力がないからではありませんよ。お間違いのないように。
薬が合えば戻ってくるでしょうし、合わなければセカンド・オピニオンでしょう。また、なにか書けそうだと思えば書くでしょう。更新したらツイートするので、ツイッターをフォローするのが良いかもしれません。あるいは、こんな日記のことは、もう忘れてしまうのが良いのかもしれません。読んでも、なにも良いことはありません。
なんちゃって、本当は見限らないで欲しい後藤さんは、エッセイと小説を公開しました。これで許してくれー、という思いを込めて。
5月6日には、東京流通センターの第一展示場で、パイプ椅子に座っているはずだったのになあ。中止になった文学フリマで、販売する予定だった同人誌に、掲載する予定だったエッセイと小説です。お読みいただければ、これをそのまま売るわけにはいかなくなった理由が分かるでしょう。なので無料公開です。
次の文フリは11月ですが……予定は未定だとだけお伝えしておきます。いつだって人生は分からないものです。皆さまも、体調を崩されないよう、くれぐれもご自愛ください。私はここで一回休み、一回り大きな未来を作るための時間にします。
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