果て
ダムの底に沈んだ一日は、12時には予定が終わった開放感で、世界が輝いている。結果は分かりようがないから、悩みようもない今だけは幸せだ。
『すっぴん』の月曜日を聞いていたら、このブログには、2018年6月15日以来の登場となるトミヤマユキコが、「働く」をテーマにマンガを紹介していて、とてもいいコーナーだ。それはよくて、コーナー終わりにかかった曲がレミオロメン「日めくりカレンダー」だった。
戻らない やぶいてしまった 日めくりカレンダー
長い影 引きずって追ったボールも夢もさ
本当に最高だ。この頃のレミオロメンが好きな同世代男子は非常に多いが、例に漏れず、それは僕もそうだ。気分が晴れて、ホームに滑り込んできた黄色い電車すら、僕を歓待しているかのようだった。
これを書くために聞き返して思い出したが、そうだ。サンキュータツオが、芸人の世界には基本的に働きたくない人しかいなくて、「これで仕事さえなければ最高なのになあ」とか言ってビールを飲んでいる人が一杯いるという話をしていて、その後の行動が決まったのだった。
田無で降りたのは、かなり久しぶりだと思う。何の本を探していたのか、今では忘れてしまった何かの本が欲しくて、ブックオフに行った時以来だろうか。改札の前に、立ち食い寿司屋があって、へー、こんなのあるんだと驚く。昼間から寿司を食ってビール!という選択肢は、とても魅力的だったが、それまでに予定を組み立ててしまっていたから、またいつか。
帽子、忘れてしまったが暑いぞ。日焼け止めも塗っていないというのに。住宅街、知らない道。歩きながら僕は、スーパーを探していたのだが、平日昼間のちょっとした企みは、一旦棚上げされた。至高の一瞬のために、本当は何も飲みたくなかったのだが、ローソンに寄って、auのクーポンでコーヒーをもらって、のどの渇きを潤す。グッジョブau、ありがとうau!applemusicの件、まだ許してないけどな!(なにそれ気になるって人は、3月あたりの日記を読んでね!)
コーヒーが入った小さなカップと、お天道様と時間と人のいない街だ。これが幸せでないとしたら、何を幸せとして数えればいいのだろう。状況が音楽を呼び込んで、(LIBROに、今の状況にピッタリの曲なかったっけ)と曖昧な記憶でかけた「対話」には、"不安なんてない 昼の繁華街"という歌詞があって、それはそんなに合ってなかったけれど、「胎動」を聞いて、大事なものを見つけることができたので、明日はその話をします。
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