障り

ブログ「いらけれ」

何か言おうと思ってやめて、そのまま忘れた。

花粉症がひどくて、それで今年から「アレルビ」という薬を飲むようになった。効き目があるのかどうか、飲んでいる自分でも分からないけれど、飲まないよりはましだと思うから、約1300円のそれをアマゾンで買おうとしたら、2000円以上買わないと送料がかかるというので、とりあえずそのままにして、家の近くのいろんなドラッグストアを回ったが、アレルビは置いてなかったし、代わりになるぐらい安い薬もなかった。

なぜないか、検索して分かったのは、取り扱っている店が限られているということで、ココカラファインでは置いてあるという情報を見つけたので、武蔵大和駅まで歩くことにする。少し遠いけれど、アンケートサイトのポイントをお金に交換して、三井住友銀行に振り込んでいたものの、ATMの手数料をケチって引き出せていなかったから、その用事も一緒に済ましてしまおう、ちょうどいいやと思った。

歩く三月の暖かさ。薄い緑の上着を脱ぐ暖かさ。すれ違う者たちの、装いの厚さの疎らさ。そうだ、auのクーポンが当たっていた。ローソンの100円菓子も、もらって帰ろう。40分ぐらいあるいて、到着したドラッグストア。アレルビはあったが、同じ56錠入りで2500円ぐらいで驚く。単純に、インターネットで買うのと倍違うのは、どういうことなのだろう。ネットが使えない人は、問答無用で高い物しか買えないのか。

ローソンではポテトチップスをもらい、お昼時だったが、当たり前のように知らない店には入れず、家に帰ってきて、パンとかラーメンとかもあったのにレトルトカレーを選んだのは、街中にたくさんあるインドやネパールの国旗をあしらったカレー屋の前を通るたびに、入ろうか迷っていたからだと思う。そのことは、トップバリュのカレー中辛(甘い!)を食べながら気づいたわけだが、ここまで馬鹿な人間でも生きているというのは恐るべきことだ。

君には教えていなかったけど、僕は、廻田図書館にも行っていたんだ、こっそりとね。僕は、子どものころは、その近くに住んでいたはずだから、行ったこともあるはずだけど、久しぶりすぎて、初めてみたいだったけど、館内の一角に和室みたいなスペースがあるのを見て、懐かしいという気持ちになったこの懐かしさは本物?それとも、ねつ造した記憶?
そこにあった本は、なかなかに興味深くって、僕は、返していない本が借りたままだから、僕は借りることはなかったけれど、新しい本の背表紙は、それだけで何かを考えさせるようで僕は、また来ようと思った。僕が、僕にとって面白い本が読めるかもしれないということが、ただそれだけで嬉しかった。
関係ないけれどアレルビは、夜に僕が、700円ぐらいの一緒に買うものを探して、長嶋有のエッセイ集をカートに入れたらあと7円足りなくて、他の物にしようか、何か安いものを買い足そうか、こういうときは電池か、電池いらないな、などと迷っている間に、アマゾンじゃないところから新たに出品(?)されて、それまでより数十円安くなって、しかも送料がかからなくなっていた。

僕にとっては、もう、すべてが邪魔だ。

ブログ「いらけれ」

Posted by 後藤