お前はいつも一人

ブログ「いらけれ」

鼻から吸った息が、やる気に変わるのを待ってる。強めに作った水割りも、早くやる気に変われって思うけど、少しも執筆は進まずに、ただ少し酔うだけだった。

ブルボン小林『ぐっとくる題名』を読んでいる。
読んでいて、ボンコバさんの書くものを読むといつも感じることだけど、自分の気持ちに素直だなって思う。というのも、僕なんかだと何かに触れたときに何かを思ったとして、「他の人も同じ感想なのか」とか「自分の感想が外れていないか」とか考えて、時には検索までしてしまう。ボンコバさんは、自分が思ったことを素直に書いているように見える。もしかしたら考えと違うことを書いていることもあるのかもしれないけど、少なくとも読んでいるかぎりにおいては、誰がどう思っているかとかどうしたら受けるかとか、そういう皆の顔色を伺うようなことをしていないように見える。誠実ってそういうことだろうし、だからボンコバさんの文章が好きだ。
すごいなって思うのは、本当は強引なことを言っているのになんだか納得させられてしまうこと。「~だと思えてくる。」とか「~のような感じがする。」って書いてあると、遠くの方に「ん?」と思う自分が間違いなくいるんだけど、なぜか自分も同じことを思っているかのようになって「うん。」とうなずく自分が勝ってしまう。テクニックってそういうことだろうし、だからボンコバさんの文章には強さを感じる。
それで、おそらくこの二つは相互に関わりあってお互いに効果を高め合っていると思うんだけど、それをあなたに納得させるように書くほどのパワーは僕の文章にはないのだ、今のところは。

つか、9月じゃん。よく生きたよ、オレ。

このサイトにも、僕の好きな人に原稿書いてもらいたいなー。しかし、「原稿料 相場」でググってほしいけど、お金のないアルバイターには難しいよなー。でも、物書きの人はそれで生活しているわけだから、安くお願いするのは失礼だしなあ。PVで収益が出てるわけでもないので、完全に自分の趣味として、いやでもお金を払えば、(おそらく)自分の好きな人に文章を書いてもらえるんだから、それはそれで夢のある話な気もするなあ。お金がたまったらお願いしてみようかなあ、ダメもとで。CDを買うみたいに、書籍を買うみたいに、コラムを(書いてもらうという形で)買えたら面白いだろうな。
そうそう、これから毎月、CDと本を買っていこうと思っていて(実は、服とお酒も買っていこうと思っていて)、来月の候補は、CDだと洪申豪『bored』です。「YESASIA」というサイトで買えるっぽいことが分かったので。でも、使ったことのないサイト怖いなあというのもあり、まずはPayPalの使い方を覚えることからかな。本は、保坂和志『小説の誕生』かな。小説論三部作、とりあえず早く読まなきゃ。

様々な文体で書いている。それは確実に、仕事に役立っていると思う。でも、一向に文章が上手くならない、上手くなっていないと感じている。まずは文体を作って、同じように書く練習をしたほうがいいのだろうか。書くことがつまらなくなりそうだから、できればしたくないのだが。しかし、このやり方で読者が増えていないわけで。少し考えなければ。

ブログ「いらけれ」

Posted by 後藤