最近読んだ、本。『「批評」とは何か?』
とりあえず、最近読んだ本でも書いてみるのがよいのでは?という脳内指令に従ってみる。
最近読んでたのはコレ
あなたが(わたしが)、テキトーーーな意味で使っている「批評」という言葉について、営みについて語られている本です。佐々木敦ファン(?)の僕はずっと読みたいと思っていたのだけれど、なかなか機会が無かったので、kindle版が出たことがとても嬉しく、飛びつきました。
もとは、批評家を育てる講座(批評家養成ギブス)であり、語り口調で書かれています。とても入ってきやすいし、分かり易い。なのに、話は批評についての核心に迫っていきます。それは何より、佐々木敦という批評家が、批評について、批評とは何かについて、ずっと考えてきたからに他ならないと感じさせます。
この本は、一人の批評家人生の回顧録の側面ももっています。デビューしたての頃からその当時まで、佐々木敦はその時々に、批評に何を思っていたのか、批評で何を企んでいたのか、それを知ることになります。その過程にふれることによって、わたしも、あなたも、批評について考えはじめる。そのきっかけになる。そうやって、批評が動き出す……
Twitter等では、あまり話題になってないのが残念ですね。この『「批評」とは何か?』はもっと読まれるべきだと思います。読めばあなたも批評家になれる!?
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