~とくにないよね第三回に寄せて~
仕事終わりに有楽町の映画館へ向かう。その道の途中に東京駅があって、それはそれは華やかだ。
周りの高いビルには電気が灯っていて、たくさんの働いている人の存在を思い起こさせる。
スマホから、好きな曲がながれてくる。
ここから逃げ出してしまいたい そういう衝動
だけど なぜだか今 その声は出ない
髭/ツァラストラ
現代日本に住んでいることを含め、自分の環境は恵まれている。という前提がある。なのに、なぜこんな思いをしてるのか(惨めな頭にゃけち臭い夢!)。
苦しみから解放されるためには、やりたいことをやっていると、あるいは近づいていると思えなければならない。そのためには、死ぬ思いをして、現状からジャンプしなければならない。
もっとも、そんなもん当たり前に覚悟決めてけって話ではある。だって、この人生の、この感じは、この人生でしか味わえないのだから。
不平や不満をためて、それを発射台にして、あの通り魔事件を起こした人にならないように、あくまでも笑えるように。
火花のように弾けて 燃え尽きていく者
生き急ぎたいなら 生き急げば良いのさ
髭/ツァラストラ
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