長く続かず、終わってしまう。

愛が、全ての人達へ…。
あぁ、全てが人並みに…。あぁ、全てが幸せに…。
あぁ、この幼稚な気持ちが、どうか、永遠でありますように。

中村一義/「永遠なるもの」
j-lyric.net/artist/a002631/l008021.html

※これは『海街diary』から考えたことですが、映画本編とはほとんど関係ありません。

繁栄した国の権力者は皆、それが永遠に続くことを願った。願うのはそれが、永遠には続かない、それどころか、いつ終わるかわからないものだからだ。

ユートピアのようなものがあったとして、そこで生きるのはきっと退屈だ。不幸せになれないという不幸。

日常とは実は不安定なものだ。子供は成長してしまうし、大人は老いてしまう。そしてどこかで必ず死んでしまう。時代に左右されもする。

ちょっかいを出すような幸せ、ありきたりな幸福を見るのは少し切ない。それは、終わることが約束されている。それは、日々の辛さの上にある。
人生には、破断や、あるいは真綿で首を締めるような苦しみがある。しかし、だからこそ、幸せがある。いつか終わってしまうけれど。

それは、もうどうしようもなくそういうものだ。良いも悪いもなくそういうもの。
だから、受け入れるようにして生きていくのだ。いつも、幸せを願いながら。ときどき、幸せを感じながら。

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