ブログ「いらけれ」

生活。暮らしのこと。生きているかぎり付きまとうもの。金がかかる。生きているかぎり金がかかる。生臭い話をされた末、金を貯めておけと言われる。言われなくても分かっているとは言い返せないバランスで暮らしている。今月は金を使い過ぎている。いくら使ったか考えるのが恐ろしい。考えなくとも、来月にはクレジットカードから引き落とされるだろう。使うため生きているのだから、それで良いのだろう。流石にパソコンを買うのはやめた。年末年始の暇に設定を終え、使い慣れるのも魅力的だったが、金は使うとなくなると知っている。とはいえ、おんぼろパソコンはいずれ買い替えなければならない。余裕のある者だけが、快適な暮らしを手に入れる。仕事。嫌になったら、映画でも見に行こう。『ジョーカー』でも見に行こう。立川のシネマシティの有料会員になろう。また千円を払う。千円が惜しくない生活を手に入れて、予約する座席は空いている。何も考えていなかったが、明日はクリスマスイブだ、と気付いたのは夕方のテレビだ。天気予報で言っていたから、クリスマスイブに一人で『ジョーカー』を見に行くような人生にする。交番の警察官が木刀を持っている。そろそろイルミネーションという時代ではないのだろうか、例年より少ない。クリスマスだから、何だというわけでもない。そういう時代がすぐそこまで来ている。ぺこぱが否定ではなく肯定だから時代が変わったというのは、単純過ぎやしないだろうか。そうした言説に比べて、プロの分析は本当にすごい。プロの分析を一通り読んで満足する。その後、自分でも考えてみた。相方に対するツッコミが、言及する相手が観客に変わる。直接的に、そういうものもある。しかし、それだけではないと思った。具体的に言えば、独白を感じる。例えば、「おじいちゃんの膝の上は懐かしい」という言葉。不特定多数への呼びかけは独り言と似る、ということなのかもしれない。漫才を真剣に考えても、使うところがないのでやめる。家に帰って、空腹に冷凍の焼きおにぎりを温める。カップのワンタンスープに湯を入れる。さらに目玉焼きを作る。普段はしないのに。M-1のあと、『テレビ千鳥』の「DAIGO’S キッチン」を見たからかもしれない。少し不真面目な気持ちで、フライパンを使いたくなる。身体に取り入れるという最後と繋がらない遊びがある。温まった焼きおにぎりに、半熟の目玉焼きを乗せた。見た目が美味しかった。以上が生活のあらまし。