ブログ「いらけれ」

昨日あんなことを書いてしまった(と書くと、気になって読みたくなるかもしれませんが、大したこ文章ではありません)のは、最近『欲望の貨幣論2019』を見たからなのかもしれないと、書いた後に思った。そういえば、番組を見ながら「1万円欲しい人は、1万円を手に入れたら2万円にしたいと思うし、100万円貯金がないと不安だという人は、目標金額を達成したところで、200万円ないと安心できない理由を、新たに探してしまうものだろう。つまり、このシステムに投げ込まれた時点で、回し車の中のハムスターなのだ」なんて考えたような気がする。お金について、ある程度で満足することができるのは、本当に一握りの、限られた人間だけなんだよね。

くそう、Gmailの迷惑メールブロック機能が、大事なメールまでブロックしていた。僕にとって何が迷惑か、アルゴリズムが判断すること自体が迷惑という、寓話みたいな世界。

あなたには、知らないことがたくさんあります。驚きを探しに、地球の裏側まで行く必要はありません。辺りをうろつけば、コカ・コーラの自販機はいくつもありますが、コカ・コーラの公式アプリ「Coke ON」対応の自販機には、ドクターペッパーが置かれていないことが分かるでしょう……いやさ、軽い気持ちで探し出したのよね。自販機のドクターペッパーを見たことがあったし、実際、探したら一部の自販機には置かれてたんだけど、「Coke ON」対応となるとさっぱり。歩きに歩いて、やっとチケットをゲットして一本無料になってさ、ちょうどウイスキーを割るのにハマっていたからドクターペッパーを、と思ったのにさあ。しょうがないから買ったリアルゴールドでウイスキー割ったら、あれ、これ結構おいしい。人生は、発見の連続ですね。

現実には、依然として差別や不平等が存在していて、社会はそれを反映している。例えば、ある有名な学校に通う人たちを調べたら、性別に大きな偏りがあったとする。それはおかしいから、変えていかなければならない、というときこそ、そこでは生徒の性別が問題となる。生徒たちの性別を考慮しなければ、差別の実態も分からないし、平等を実現することもできない。しかし、一人一人の人間と向き合う時は、人間は人間であるという態度で、なるべく性別を問題とせず、その人の性別によって態度を変えないのが理想だろう(当然ながら、性別を問題としないからといって、何を言っても良い、何をしても良いという訳ではない)。この二重性について、どのように考えればよいのか……僕がさっぱり分かっていないから、答えらしきものすら書けない。