ブログ「いらけれ」

初詣に行ってきた、一月二日に。天気が良くて、風はそれなりに冷たかったけど、ぜんぜん大丈夫って感じだ。向かうのは狭山不動尊。ここに引っ越して来る前から、ずっと行っているらしい。八坂駅まで歩いて、八坂駅では、いつも富士山が見えるのだけど、遠くに雲が出ていて、見えなかった。流暢に日本語を話す外国人の女性が連れていた二人の男の子は、電車が好きらしく元気にはしゃいでいて、こちらも元気をもらう。

なぜ初詣に行ったのかといえば、気まぐれとしか言えない。いつもは行かないのに、今年は行ってみてもいいかなという気になっただけ。働き始めて、家族に対して、少し後ろめたさがなくなったのもあるかもしれない。やや前向きになっているのかもしれない。

思い出話をしてみる。前の家のこと。西武遊園地のこと。レオライナーのこと。西武球場に来た記憶や、ユネスコ村の話。ゲームセンターがあったこと。僕は、そこに30個ほどあった100円入れると動くパンダや熊の乗り物に、全部乗ると言ったのだそうだ。ゴルフ場が見える。新年からゴルフをするなんて、よっぽど好きなんだろうな。そうこうしているうちに、電車はあっという間にお寺さんに着いた。

参拝する人が多いって、そんな話前もした気がする。お賽銭を入れるために、結構な行列。ディズニーランドじゃないんだから。待っていたら、風に乗ったお焚き上げの煙と灰がかかって、動線に関する基本的な設計を間違えてるんじゃないかと思った。「財布が痛むぐらいのお金を入れないといけない、神様が見てるんだって」という話を聞く。日本銀行券に詳しくて、しかも、財布の中まで見てご利益を決める神様なんて、現金すぎるのではないだろうか。5円を入れて、新しい仕事が見つかることを祈った。あと、お賽銭を入れてつくとご利益があるという鐘のところでも、同じことを祈った。お願いします。

気になるおみくじの結果は以下の通り。

「自分を貫くとは、自由と挑戦と少しの苦痛でできている」って、なんかポエムみたいだ。ポエム化するおみくじ。吉だったのは良いし、書かれていることも信じたいことばかりだけど、この写真を撮った後に、このおみくじの番号が「第四十二番」なことに気づく。そんな縁起の悪い話あるだろうか。入れなければいいのではないだろうか。

ゲームセンターはすっかり物置になっている。お寺の近くには立派な建物がいっぱいあるけれど、どれも使われていないという。気になったので調べようとしたところ、狭山不動尊が1975年に建立されたことを知る。うん、なんだか有難みが。うん。屋台で焼きそばとかお好み焼きを食べて、「これ一つで500円って」などという、だったら最初から食わなければいいじゃん、でもこれも楽しいのよ、みたいな会話をして、歩いて帰った話を明日はしよう。