ブログ「いらけれ」

それで私は、『5th WHEEL 2 the COACH』を聞き始めた。名曲ぞろいだから、いつ聞いたっていいし、その時聞き始めたって不思議ではない。不思議なことといえば、頭上を通り抜ける飛行機が、とても近かったことだ。私はそれを目で追って、首が限界を迎えたら、体の向きを変えた。かっこよさに見惚れ終えた私が、前を向き直すまでのその一部始終を、自転車をこちらに漕いできた女子高生に見られていたようだった。恥ずかしさと「静寂を深く吸い込み通りに向かう」。『すっぴん!』は、NHKラジオ第1の番組です。もちろん水道橋博士がパーソナリティをしていたころから知っていて、ちょくちょく聞いていたのだが。新しくなった月曜日のそれを録音し忘れていたけれど、聞き逃しが充実していて助かったぜ、いえい。しかし、このフリートークのBGM、スチャダラパーの曲で聞いたことある気がするなあ、と思っていたので、確認のために僕は、上記のアルバムを聞き始めたっていうわけ。僕の記憶は当たっていて、「サマージャム’95」を使っている……のではなく、その元ネタであるBobby Hutcherson「Montara」……でもなく、この「Montara」のリミックスか、カバーだと思うのだが、僕の耳と検索能力では特定には至らなかった。分かったら誰か、僕に教えておくれ。音楽について、こんなんだから僕は『InterFM897 Music Mix』を愛聴して、勉強していたというのに、さっきradikoを見たら、局のプログラムからほとんど消えていてがっかりした。それで、以前は番組が流れていた26時から29時という、本来は存在しないはずの時間は、『THE GOOD MIXER』という番組になっていて、その内容説明には「最新の邦楽・洋楽のヒット曲を中心に、各年代のヒット曲もバランス良くミックス」と書いてある。違うだろーと思うわけ。だって、ヒット曲なんて、いくらでも聞けるから。そんなのは、わざわざここで聞かなくても、別の方法で聞くよ。僕たちにとって重要なのは、ヒットしていない良い曲に巡り合うことで、Teen SuicideだってThe Magic Gangだって植田真梨恵だって、あまつさえ洪申豪にだって、あの番組で出会ったんだよ?みんな、世間から見たらヒットしているとは、なかなか言えないのかもしれないけど、そんなことはどうだっていい。僕にとってはね。もちろん、ヒット曲をかけた方が局にとっていいということも、また、細切れに改編されたプログラムが、よりジャンル別に細分化されている理由も分かっている。しかしそれでは、ジャンルレスなカオスのなかでしか、ある種の玉石混交のなかでしか見つからない一曲や音楽家に、僕は出会うことができない。あの、雑踏ですれ違った人に一目惚れするような得がたい偶然を、僕に与えてくれる番組はないものだろうか。もし知っていたら誰か、僕に教えておくれ。

(続)

ブログ「いらけれ」

auスマートパスプレミアムに入っている僕には、ときどき、ファミマとかローソンの商品がもらえるクーポンが、くじで当たるんだ。そんなこと、君には関係ないし、読みたいとも思わないかもね。ただ、僕には伝えたいことがあって、どうしても書かせてもらうよ。今日も、僕には当たったんだ。ローソンの「マチカフェコーヒーS(ホット/アイス)」って奴がね。だからさ、2キロ先まで歩いて行った。とても気持ちの良い日だ。散り始めた桜には、きちんと新しい葉が、その二つが混ざるようになって美しい。途中には大きな公園があって、桜吹雪と子どもたちが遊んでいる。彼らには、このように素晴らしい時間はそうそうないこと、暖かい春の日が、決して当たり前ではないことを伝えたい。満ち足りた世界!こういう日ばかりが続けばいいなと思うとき、僕は、飢えて死ぬ人のことも、差別されている人のことも考えていない。本当は、本当にひどいことばかりが起きているのさ。新紙幣とか、本当に最悪だと思うね。死にたい気分になるような、悪夢みたいな時代だ。キャッシュレスだ何だ言っている時代に、なぜお札を新しくするのか、どういう人の肖像を、どういう意図で選んだのか、考えるのが馬鹿らしくなる。考えるのが馬鹿らしいことは、考えてはいけないんだよ。

【歌詞つき】オシュグッド(live ver) / FoZZtone [official]

ガーファンクルに澄ました
ディランに研ぎ澄ましていた
俺のらしさに風が吹いていた

FoZZtoneの「オシュグット」聞いたらさぞ気持ちいいだろうと、ふと思ったけど、ポータブルプレーヤーとして使っている古いスマホのアップルミュージックには入ってなかった。組曲の中の一曲だったんで、プレイリストに入れ忘れていたようだ。データを消す前は、わざわざダウンロードしていたはずなんだがなあ。ミス。え?なんでデータを消したのかって?いやなんかあ、アップルミュージックのアプリさんがライブラリを読み込まなくなったんすよ。なんで、一回アンインストールして、それでも動作は不安定で、シャッフル再生の途中で、勝手に止まっちゃたりしてんすけど、また端末に曲を入れ直したんです。音量を上げ下げするボタンも反応しなくなったし、もう限界なんでしょうねえ。しかし、ラジオクラウドを使うことを考えると、android端末を使いたいわけなんですが、androidのオーディオプレーヤーってほとんどないみたいで、ゲームもやるんだし、新たに安いスマホを買おうか、思い切ってiPod touch買ってみちゃうかとか考えてたんですけど、どうしても良い奴は2万円ぐらいしちゃうんで、僕、機種変更する前ってめちゃ高いXperia使ってたんですけど、それを1万円で下取りに出したんですよ。それで、話戻りますけど今、2万円するスマホを買おうと考えているわけですね?こういう人のことを、とても正確に表す言葉が"馬鹿"です。

(続)

ブログ「いらけれ」

中学校の近くの、ポプラの系列だったらしいコンビニが閉店した。閉店に際して、たまたま前を通った父は、オーナーから開店から閉店に至るまでの経緯を聞いて、安売りされていたビールを買って帰ってきた。そのオーラルヒストリーを、僕は、勝手に書くつもりはない。
古くからあった商店街にあった寿司屋は、僕が行く前に閉店した。スタンドアローン系の100円ショップも、ライブスペースのあるバーも閉まった。これだけではなく、続々と街から場所がなくなっている。
新しい元号が始まるということは、それまでの元号が終わるということだ。個別の事情は、もちろんそれぞれにあっただろうが、元号が変わるということが、閉店のひとつのきっかけになったのではないだろうか?
終わる、終わるということ。その先が、次に何を作るか決まる前に、終わっていった場所も多い。これからどうなるんだろう?"明るい未来"など、僕にはさっぱり分からない。

楽天カードを作ったんで、新規入会のキャンペーンで、使うとポイントが貯まるということもあり、あと、auの2年契約が更新になったタイミングで、auのショッピングサイトとかで使える3000ポイント分のギフト券をもらったということもあり、気が大きくなっていると書けば、なんだか度量が大きくなって良いみたいだが、単に浪費しそうでいけない。皮ボロの財布を買い替えようとしているのは、まあ、許容するとしても、散歩中になぜか、新しいパソコンを買おうと考えている。戒めのために、自分が置かれている非正規的な状況を思い出し、金はないぞと気を引き締める。……うん、正社員になれたら買おうかな(ダメだこいつ)。

小難しい話をしているとき、小難しいことを考えているとき、「明日死ぬと知っていたら、こんな話をするだろうか」と思うことがある。それはつまり、私たちは普段、明日死なないと思って生きているということだ。未来があることを前提に、僕たちは喋る。でも本当は、自分に先がなくても、身近な存在として、未来ある他者としての子どもなどがいなくても、いずれここに生きる誰かのために、考えなければならないことだってあるのに。しかし、明日死ぬと知っている人なんて、そうそういない。このように考えるために、仮構された空想上の人だ。トロッコ問題だってそうだ。実際に、そんな場面はない。考えやすくするためだけに、人を殺すなんて、とてもずるいな。


SPARTA LOCALS『APOLLO』

君の友達となんか
ウマが合わないのなんで?
そんな事考えんな 情けない

ブログ「いらけれ」

「ぷらすと」が終わるってなって、いろんな人が、それこそ今や大スターのだーりおまでコメントしていて、目頭が熱くなる思いだったわけだが、だけど、そういうものを見るにつけ、無力感が増していく感じがあって、それは、「それなのに終わってしまう」ということで、これは、明らかに不備のある法案が通っていくときに感じる無力感に近い。
つまり僕は、いつも同じことばかり言っているが、良いと分かっている人の間で、その良さを確認し合っていてもしょうがない、それでは終わってしまうわけで、良さをどうやって向こう側に届けていくのか、向こう側との回路をどうやって用意するのかということこそ、真剣にならねばならないし、方法を発明しなければならないと思っている。

結局、どれがお得なんですかと、何が一番お得なんですかと、いろいろ調べたら余計に分からなくなった。たぶん、おおよその支払いにおいては、僕の手持ちならば、楽天カードでチャージしたau WALLET プリペイドカードを使うのがよさそうだ。しかし、お得を追い求める者としては遅れているのだろうが、「Kyash」というものを見つけてしまった。これが何なのかは、僕に説明できる能力がないため、各自調べてもらいたいのだが、例えば、楽天カード→「Kyash」→楽天ペイと、どんどんとマネーロンダリングみたいなことをすれば、最低でも3.5%の還元が受けられるという。
で、これを使うのか、ということなんだ。僕は、使わないことにした。そんなの、もういいじゃないかと思うんだ。こういうことに、必要以上に頭を使うのが面倒だというのもあるし、そもそも、そんなに買うべきものだってないし。なによりもまず、目の前に50ポイントとかぶら下げられた瞬間に飛びつきたくなるけれど、道に落ちてたら拾うか?いらない面白グッズを100均で買うのをやめたら?という話だし、その時間を活用し「アップル」を作って、一攫千金を狙えって話だ。
ポイントは、お金よりも使える場所が限定的で、劣っているはずなのに、なぜかお金よりも価値を感じてしまっている自分を見つめる。その認知のおかしさを分かっていなければならない。

ついに、ウイスキーをコーラで割ってコークハイにするように、エナジードリンクで割って飲み始めたから、「ははーん、後藤さん人間をやめる気だな?」と察しがついた。それに違いねえや。

ヤクルトの五十嵐が、ヤクルトの五十嵐としては約10年ぶりに勝利投手になった瞬間は、あの時も生きていて、そして、ここまで生きたから見られた。死んでしまっていたら、メジャーリーグから帰ってきた青木の延長12回2アウトからの代打サヨナラホームランも、田中浩康が解説者として話している姿も見られなかった。死んでしまって見られなかった人の代わりに、まだ生まれてなくて見られない人の代わりに、生きている人は生きているかぎり、歴史に証人として立ち会っていく責務がある。