ブログ「いらけれ」

「 早く帰りたい」と思いながらホットミルクティーを啜り、目隠しの施されたガラス越しの街を心の目で眺めていたあの頃、私は幸せだったのだと、大学の一階に入っているサブウェイが休みになって、”難民”になって思い知った。落ち着いて小説を読みたいし、ちゃんと野菜も取りたい。なのでサブクラブカードも作りましたし、メルマガ会員にもなりました。クーポンを使って、あのねっとりしたポテトが食べたい。
年末年始は大学が休みだから営業しない、それは仕方のないこと。でも、いつも店にあんまり大学生いないぞ?そもそも客そんなにいないぞ?空いているから使っているという面もあるのに……ってこれ、春とか夏も休むということか?と気がついて、とても悲しい気持ちになった。大学め。

『対話の技法』を読み始めたのは武蔵野線の中で、30分歩いて新小平駅まで行って、府中本町駅から出ている無料バスは座席が埋まっていて、カーブを曲がるたびに足元をふらつかせていたのは私だけだった。

12月30日にもかかわらず午後1時は十分に暖かく、さらに牛炊も食べたから汗ばむほどだった。レースが始まったから水面に近づく。金網にもたれかかって、ボートが跳ねた飛沫が風にのってここまで届くんだとか、消波装置が立てるぎしぎしという音とか、来ないと分からないことがたくさんあった。

1000円ぐらい負けたけれど、全部で3000円以内でとても楽しかったからよかった。また来ようと思った。書きたかったことには、今日も届かなかった。それではまた明日。