ブログ「いらけれ」


11/18の渋谷らくごのさらっと感想です。

まず「ふたりらくご」。
一之輔師匠と喜多八師匠が最初に「渋谷らくご」で同じ出番だった時に、喜多八師匠がやった演目が「粗忽の釘」だったなあとか、喜多八師匠がdisじゃなくシブラクをちょっと褒めた!とか、一年見てきたご褒美をもらえた気がした会でした。
トップの中のトップ二人の、身体的表現力と、語り口に感動しました(その場はもちろん爆笑でした)。
同世代の、お笑いが好きな子とか、映画が好きな子に観てほしいなあと、ほんとに思う。なんとか誘わないと。

そして「渋谷らくご」。
馬石師匠の「甲府い」に感銘をうけました。ほんとは、『渋谷らくご一周年記念本』だけ買って帰ろうかとも思ってたんですが、観てよかった!
ストーリーだけでは感動できないと思う。その、まさしく「人情」を、じんわりと、心から「いいなあ」と思えるのは、馬石師匠の演じる登場人物が魅力的だからかなあと。
二つ目の、小辰さん、鯉八さん、正太郎さんも凄かった。しのぎの削り合い!
小辰さんは正統派。聴いてて気持ちいい「金明竹」。聴き比べたことが無いので他と比べては分からないのだけれど相当面白かったです。
正太郎さんは、にぎやかデフォルメ派。動き一つ、みてて楽しい落語!何度もきいた「火焔太鼓」も、フレッシュに聴けました。
鯉八さんは……。天才!リアル「俺ほめ」からの「やぶのなか」。今までは独特のワールドに連れていかれるような高座だったのですが、今回はそのワールドが現実に溶け込むような感じでした。特にまくらが。「やぶのなか」は、これだけでブログ書きたい!手法の発明だ!って思いました。すごすぎて度肝を抜かれました。

開演前、終演後には、らくごカフェ主宰の青木さんがゲストのトークがあり、落語マニアの視点からの意見が聴けてよかったです。

大満足で千秋楽公演は終わったのでした。