ブログ「いらけれ」

きっとまた、あらゆる主張が凡庸なことだけが今いたたまれない。
工夫は、そんなものは無駄だ。

平熱でまとめブログを眺めても、そんなに好きならそれもいいけど。
私は何をする。

怒りはそれこそ凡庸だしなぁ~。
なんとも弾けないなぁ~。

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あなたはもう知っている。頁を捲った先にある予想外のどんでん返しを。
肝心なのは、どれだけ予想から外れていようとも、その予想外は、すでに予想の内であるということだ。

ここにはある種の共犯関係が存在している。「それでいい」という繋がり。

では、そうした退屈な事態から逃れるためには?

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そして、20時の回へ。


開演前/後のトークゲストは、『役者は一日にしてならず』、『なぜ時代劇は滅びるのか』 などの著作でお馴染み春日太一さんが登場。
この、トークゲストシステムお得ですよね。一応おまけという位置付けですが、おまけとは言えないほどのゲストが出演されています。

開口一番の正太郎さん。明るい軽い!
老人ホームでの凄いエピソードから、そば清へ。そば清さんの食わせ者感に、正太郎さんぴったりだなぁと思いながら見てました。
最後のさげに関わる部分の説明が丁寧だったのは、初心者向けの落語会を意識してでしょうか。
家に帰って、うどんときしめん、とろろそばの音を真似しちゃいました(笑)

喜多八師匠。一旦暗くなった照明を「せっかく一番手が明るくしてくれたんだから」と、再度明るくしての登場。毎度のシブラクdisのまくらからでした(笑)
喜多八師匠は、シブラクだけでもう何度も見させていただいているのですが、毎回いいなあと思います。言葉にするのは難しい!
端的に面白いというのもあるのですが、それだけでない魅力があるんですよね……。所作や雰囲気、空気作りなど。
寄席などにも行って、もっと追いかけないと!と思います。

お次は春野恵子先生。あのケイコ先生でございます。
浪曲に衝撃を受けて、いきなりその世界に飛び込んでしまったという、信頼できるエピソードの持ち主でもあります。
前回のシブラクでの出番も観ていたので、二度目でした。
その目力、節回し、お声の素晴らしさは、もう直に体験して!といいたいです。その凄さのせいで、あまり言及されない登場人物の演じ分けも、一人の人がやってるとは思えないほどですよ!

トリは生志師匠。それはもうキワキワのまくらから(笑)。
演目はお菊の皿。先月は柳家ろべえさんがやられていましたね。
お二方とも違う形で現代風にアレンジされていて、お菊の皿、アレンジしがいがあるのかなぁと見てました。
爆笑、爆笑で締め。生志師匠、素晴らしい安定感、はずれなし、また見たい!

アフタートークでは、春日さんによる「今日の出演者、時代劇ならこの役」話。
最後まで楽しんでお家へ帰りましたとさ。

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今月も行ってまいりました!

基本的には、20時からの回の喜多八師匠目当てだったのですが、このふたりなら間違いなく面白いだろなと早めに行って、みてきました。

しかしこの、すごい演目!シブラクで興味をもって、三遊亭圓朝作の物を青空文庫で少し読んだりしていたので、この演目はうれしかったです。

松乃丞さんはほんとにスター性があって、ぜったいこれからもっと人気がでる人なので、今見られているのは幸せです。
もうこの語り!って感じで素晴らしかったっす。松乃丞さんがまくらで、開口一番怪談をやると文左衛門師匠がやりずらくなる、と言ってましたが、その凄みで、ほんとにやりずらくなっちゃうような空気を作っていました。

「やりづらい」といいながら始めた文左衛門師匠、文七元結!びっくりしました。一人三十分じゃないのけ?と(あと、基本冬にやる噺みたいですね)。最終的には一時間近い熱演でした。
先月きいた青菜も好きだったけど、この文七元結もよかったぁ。まだ初心者な私でも、色んな人のバージョンをきいている噺ですが、かなり好きでした!引き込まれたぁ。
長兵衛と女将さんのやり取りの場面が、特によかったです。胸に迫るものがあり。おそらく近くに座っていた方、泣いてたように思います。ぐっときまして、私も涙がでそうでした。

いやー、ほんと面白い脳が疲れる回でした。もっとたくさんの人に来てほしい落語会すよ。

20時からの回も見てきたのですが、今日はもう限界なのでまた後日。