ブログ「いらけれ」

読んだもの:矢野利裕「大混乱を招いた「一斉休校」から1カ月半、現役中高教員はどう対応しているか」「「自粛」をめぐって、星野源その他。」「佐々木敦、アイドルにハマる 第2、3、4回」岩城京子「「隔離」と「感染」のデジタル・ドラマトゥルギー──ジルケ・ユイスマンス&ハネス・デレーレ『快適な島』評」大北栄人「退席のススメ」斎藤環「コロナ・ピューリタニズムの懸念」
聞いたもの:熱文字「東京ロリンピックの反応、引っ越しには気を付けろ、長濱博史のおもちゃコーナー」/アトロク「月刊しまおアワー」
見たもの:ヨーロッパ企画の生配信「おうちでイシダカクテル(by こちらヨーロッパ企画福岡支部)」ぷらすと×アクトビラ「#1369 黒澤明入門」ダースレイダーxいとうせいこう「封鎖を突破する言葉!#MDL」

斎藤環の論考を読んで、「どっかで読んだことあるような気がするなあ」と思ったら、あなたはこの日記の立派な読者だと言えるだろう。一面においては、そういうものとしてあるのだ。つまり、一つの真実が先取りされている怪文書として(ちなみに、CPと略されるコロナ・ピューリタニズムというネーミングはPC、ポリティカル・コレクトネスを意識して付けられたものだろう。あの論考を最後まで読んでも、このことに気が付かなかったあなたは赤点!)。

もちろん、これら全部を一日で読んだり見たりできるわけがなく、ここ数日でちまちまとチェックしたやつだ。こんなことやって、何になるんだ気持ちわりい。もう死んじゃえばいいんだという言葉を、不謹慎だという奴は大きな勘違いをしている。俺はいつもそう思って、いつもそう言ってんだから。平時だったら許されるのか?そもそも平時ってなんだ?俺にとっては、毎日が非常事態宣言だ馬鹿野郎。

ホワイトホースを水で割った奴を5杯飲んだらこうなった。配達員から受け取って、部屋まで歩く数メートル、俺はブコウスキーになるんだと考えていたが、これも相当に気持ち悪い話だ。チーズに塩こんぶを乗せて、あてにした。美味いが俺は、塩こん部長と同じ顔をしている。気分が良くなることはない。人生への絶望は今に始まったことではない、馬鹿め。

石の裏で暮らす虫になりたい。しかし、ここは人間界だから諦めなけれればならない。「他者はリスクか?」というテーマを思い付いたのは、「退席のススメ」が炎上しているという話からだ。読んでなかったけど。読んでなかったんかい。つまり、劇場にいるお前らは、俺と同じリアクションを取れということだろう?そこに他者はいない。そう考えている限り他者は、観劇体験を邪魔する者でしかないかと思いきや、同じタイミングで笑い、泣けと思っていたりする傲慢さ。そこに他者はいない、あるいは、いらないのかもしれない。しかし現実的に、俺が面白いと思っている演劇で退席されたら、きっと怒ってしまうだろうな。ここにポイントがある。他者に寛容の銃口を向けるということの。同じような話を、ダースレイダーといとうせいこうがしていたから、聞きたい人は聞けば良い。俺は、「噂だけの世紀末」の最後は「絶対の孤独を、レッツ・ダンス」だ、孤独になれるチャンスなんだという話で、すべてが分かった。引き攣るような孤独を裏返せるのは言葉だけだ、言葉で裏返った孤独だけが、その裏側にある激痛の創造性を知ることができるのだ。

なんでか分かんないけど、やり続けてる俺だけが希望だわ。はあ。そろそろ人生から逃げるために寝るね。