ブログ「いらけれ」

明日というものが始まる前には、深夜という時間帯があって、そういえば、少し前のツイッターで、朝方の人間か夜型の人間かは、遺伝子によって決まっていて、逆らえないものだという研究結果が話題になっていたけど、それは、夜型の自覚がある人ならば、誰もが「言われなくても分かってるよ」って思うような、目新しさのない事実なのではないだろうか。夜に目が冴えるのや、朝の眠気に逆らえないのは、生活習慣の乱れでも甘えでもなくて、もっと大きな内なる力によるものだなんて、朝型の人には理解できないのかもしれないけれど。僕は、社会が朝型に向けて作られていることについては、しょうがないことだと思う。だって夜は、明かりがなければ活動できないわけで、その間に眠っておこうというのは、かなり自然なことのように感じるから。僕が不思議に思うのは、なぜ夜型の遺伝子の人間もいるのかということで、それは、ある種のエラーだとしてしまえば、味も素っ気もない結論だが、しかし先祖のなかには、皆が寝静まったあとに人知れず活動してきた者たちがいて、そういう人々の隠れた努力によって、朝方の世界が円滑に回ったり、守られたりしてきたと考えると、急に文学に近づく。だから何だ、という話だ。僕は、自分が夜型だからか分からないが、僕でも眠ってしまっているような深夜に、このブログへのアクセスの跡が残っていたりすると、まだまだ続けなければならないと思う。夜中にこれを読む人が、何を求めているか分からないし、何を求められても困るし、何も求められていないのかもしれない。何も求めずに、ただの暇つぶしとして読めるものを求めている人が読んでいるのだとしたら、なおさら、何を書いたらいいのか分からなくなってしまうが、「これを書いてくれ」と言われても、僕の能力ではそれを書けないだろう。ただし、昨日までに終わった一続きの日記を書く間に、僕は手ごたえを感じていて、こうすれば書けるというコツが分かった。面白くはないかもしれない。そもそも、文才がないのがいけない。それでも僕はやりたい。こんな仕事をしていてはいけない。自分のやりたいことを仕事にしたい。そう思っても仕事が辞められないのが、将来への不安のせいだとしたら、仕事を辞めたいという思いも、死ぬまでこのままかもしれないという不安から来ているのだと、自分を突き放してしまう。不安によって動かされているという意味では同じことで、不安によって動いてしまえば、それがどうなろうとも、心の中に新たな不安を生むだけだろう。楽天銀行のカードが簡易書留で届いて、初期設定を終えた僕は、10万円をメインの口座から下ろして、財布に入れて街に出たが不安だった。貧乏人にとっては、1万円だって、1日では稼げないとても大きな額となる。周囲を警戒しながら、ATMまで行って入金を終えた。新たに口座を作ろうと思ったきっかけは、ただただ、買い物のときのポイントが増えるからという程度の理由だった。でも、それならばなぜ、自分にとっての大金を入金したのかといえば、また株式投資を再開しようかなと思い始めたからだ。なんか、マネーブリッジというサービスを使えば、楽天証券の口座とも連携できるっていうから、よせばいいのにしてしまった。僕が、株で儲けたいと思っているのも、貯金が少なくて不安だからだ。不安まみれの僕は、死ぬまで幸せになれないのだろうな。

Courtney Barnett – Everybody Here Hates You (Official Audio)

we’re gonna tell everyone it’s ok
we’re gonna tell everyone it’s ok

ブログ「いらけれ」

その時の僕は、だから、エラーやバント失敗を連発したスワローズが、しかし、相手がみすみすチャンスを潰してくれたおかげで、10回表に大爆発して12点を取るような、なんとも喜べない勝ち方をするなんて知らないし、その日の昼間はアンケートに答えるために秋葉原へ行ったが、2月並みの気温のなか雨が降るなんて、知る由もなかった。本当に寒くて、4月だっていうのにヒートテックを着た。帰りに、いくら歩数が足りないからといって、それに、乗っていたのが拝島行きの急行だったから乗り換える必要があったからといって、小平駅で降りたのは大失敗だった。雨と寒さと寂しさで死ぬんじゃないかと、あと言っていなかったけれど、これは1500文字という長さの文章になるから、このスロースタートを心配しないでほしい。僕は知っている。二日前に「伝えたいことがある」と書いたことも、その伝えたいことが何かということも、一か月ほど前のツイッターに「めちゃくちゃ良い事があったので、今までのことはすべてチャラになりました」と書いた理由も。それは、学生時代から著作を読んでいた人と仕事が出来たという、人生の伏線回収のような出来事があったからだ。直接会うことはなかったけれど、回線越しに会話しているということだけで感動していた。それは文章の形で世に出たが、カットせざるを得なかった膨大な話は僕だけが知っている。話しているあいだ、あまりにも贅沢で幸福だったから、自然と笑みがこぼれていた。笑いといえば、最近聞いた『本と雑談ラジオ 第84回』が忘れられない。中原昌也著『パートタイム・デスライフ』について、なかで「読みながら忘れていく」と古泉智浩氏が語っているから、小説の作風のせいなのかもしれないが、枡野浩一氏共々、大爆笑しながらたくさん話しているのに、まったく本の内容が伝わってこない。そして、それでもなお、とても読みたくなったのが不思議だ。ストーリーがどこかへ行ってしまうほどに、思い出しながら爆笑して話してしまう文章、小説って、どのようなものなのだろう。二人が会話を続けている間中、ずっと幸福な空気があって、僕は、そんな文章を書いてみたいと思った。中原氏のような教養とセンスがなければ、とても無理だろうけれど。最近は他にも、『アフター6ジャンクション』の「サタニック人生相談祭り」を聞いた。『アフター6~』は、毎週追いかけているわけじゃないので、特集を見落としてしまっていたようだ。内容はタイトルそのまま、人生相談をするというものなのだが、もちろん、"サタニズム"という側(がわ)はあるものの、転職の悩みなどについて、とても誠実な回答がなされていて、聞いてよかったと思った。一度、自分の好きな人と仕事ができたぐらいでは、仕事への不満がすべてチャラになるわけではない。当然のことだ。言うまでもないことだが、僕が伝えたかったのは、これらのことではない!僕が伝えたいと思ったのは、クーポンでもらった「マチカフェコーヒーS(アイス)」の、その小ささだ。思っていたよりもだいぶ小さい!大巨人のおちょこみたいな大きさだ。氷が入っているから、余計に量が少なく感じる。ああ、小さいなあと思いながら、歩きながら飲んだら、すぐになくなって、ストローからずるずるという音が響いた。だけど、晴れた日の住宅街を一人で歩きながらコーヒーを飲んで、好きなラジオを聞いて、仕事もなくてという状況が、脳髄から快楽物質を出している。それがなんとも非常に気持ちよかったから、捨てる場所がなくて、手に持ち続けていたカップの中の氷と同じスピードで、僕のストレスも溶けていくのが分かった。絶好調の顔つきで僕は、家に帰った。

ブログ「いらけれ」

それで私は、『5th WHEEL 2 the COACH』を聞き始めた。名曲ぞろいだから、いつ聞いたっていいし、その時聞き始めたって不思議ではない。不思議なことといえば、頭上を通り抜ける飛行機が、とても近かったことだ。私はそれを目で追って、首が限界を迎えたら、体の向きを変えた。かっこよさに見惚れ終えた私が、前を向き直すまでのその一部始終を、自転車をこちらに漕いできた女子高生に見られていたようだった。恥ずかしさと「静寂を深く吸い込み通りに向かう」。『すっぴん!』は、NHKラジオ第1の番組です。もちろん水道橋博士がパーソナリティをしていたころから知っていて、ちょくちょく聞いていたのだが。新しくなった月曜日のそれを録音し忘れていたけれど、聞き逃しが充実していて助かったぜ、いえい。しかし、このフリートークのBGM、スチャダラパーの曲で聞いたことある気がするなあ、と思っていたので、確認のために僕は、上記のアルバムを聞き始めたっていうわけ。僕の記憶は当たっていて、「サマージャム’95」を使っている……のではなく、その元ネタであるBobby Hutcherson「Montara」……でもなく、この「Montara」のリミックスか、カバーだと思うのだが、僕の耳と検索能力では特定には至らなかった。分かったら誰か、僕に教えておくれ。音楽について、こんなんだから僕は『InterFM897 Music Mix』を愛聴して、勉強していたというのに、さっきradikoを見たら、局のプログラムからほとんど消えていてがっかりした。それで、以前は番組が流れていた26時から29時という、本来は存在しないはずの時間は、『THE GOOD MIXER』という番組になっていて、その内容説明には「最新の邦楽・洋楽のヒット曲を中心に、各年代のヒット曲もバランス良くミックス」と書いてある。違うだろーと思うわけ。だって、ヒット曲なんて、いくらでも聞けるから。そんなのは、わざわざここで聞かなくても、別の方法で聞くよ。僕たちにとって重要なのは、ヒットしていない良い曲に巡り合うことで、Teen SuicideだってThe Magic Gangだって植田真梨恵だって、あまつさえ洪申豪にだって、あの番組で出会ったんだよ?みんな、世間から見たらヒットしているとは、なかなか言えないのかもしれないけど、そんなことはどうだっていい。僕にとってはね。もちろん、ヒット曲をかけた方が局にとっていいということも、また、細切れに改編されたプログラムが、よりジャンル別に細分化されている理由も分かっている。しかしそれでは、ジャンルレスなカオスのなかでしか、ある種の玉石混交のなかでしか見つからない一曲や音楽家に、僕は出会うことができない。あの、雑踏ですれ違った人に一目惚れするような得がたい偶然を、僕に与えてくれる番組はないものだろうか。もし知っていたら誰か、僕に教えておくれ。

(続)

ブログ「いらけれ」

auスマートパスプレミアムに入っている僕には、ときどき、ファミマとかローソンの商品がもらえるクーポンが、くじで当たるんだ。そんなこと、君には関係ないし、読みたいとも思わないかもね。ただ、僕には伝えたいことがあって、どうしても書かせてもらうよ。今日も、僕には当たったんだ。ローソンの「マチカフェコーヒーS(ホット/アイス)」って奴がね。だからさ、2キロ先まで歩いて行った。とても気持ちの良い日だ。散り始めた桜には、きちんと新しい葉が、その二つが混ざるようになって美しい。途中には大きな公園があって、桜吹雪と子どもたちが遊んでいる。彼らには、このように素晴らしい時間はそうそうないこと、暖かい春の日が、決して当たり前ではないことを伝えたい。満ち足りた世界!こういう日ばかりが続けばいいなと思うとき、僕は、飢えて死ぬ人のことも、差別されている人のことも考えていない。本当は、本当にひどいことばかりが起きているのさ。新紙幣とか、本当に最悪だと思うね。死にたい気分になるような、悪夢みたいな時代だ。キャッシュレスだ何だ言っている時代に、なぜお札を新しくするのか、どういう人の肖像を、どういう意図で選んだのか、考えるのが馬鹿らしくなる。考えるのが馬鹿らしいことは、考えてはいけないんだよ。

【歌詞つき】オシュグッド(live ver) / FoZZtone [official]

ガーファンクルに澄ました
ディランに研ぎ澄ましていた
俺のらしさに風が吹いていた

FoZZtoneの「オシュグット」聞いたらさぞ気持ちいいだろうと、ふと思ったけど、ポータブルプレーヤーとして使っている古いスマホのアップルミュージックには入ってなかった。組曲の中の一曲だったんで、プレイリストに入れ忘れていたようだ。データを消す前は、わざわざダウンロードしていたはずなんだがなあ。ミス。え?なんでデータを消したのかって?いやなんかあ、アップルミュージックのアプリさんがライブラリを読み込まなくなったんすよ。なんで、一回アンインストールして、それでも動作は不安定で、シャッフル再生の途中で、勝手に止まっちゃたりしてんすけど、また端末に曲を入れ直したんです。音量を上げ下げするボタンも反応しなくなったし、もう限界なんでしょうねえ。しかし、ラジオクラウドを使うことを考えると、android端末を使いたいわけなんですが、androidのオーディオプレーヤーってほとんどないみたいで、ゲームもやるんだし、新たに安いスマホを買おうか、思い切ってiPod touch買ってみちゃうかとか考えてたんですけど、どうしても良い奴は2万円ぐらいしちゃうんで、僕、機種変更する前ってめちゃ高いXperia使ってたんですけど、それを1万円で下取りに出したんですよ。それで、話戻りますけど今、2万円するスマホを買おうと考えているわけですね?こういう人のことを、とても正確に表す言葉が"馬鹿"です。

(続)