「下西風澄トークイベント はじまりの哲学 〜制御する心から、上演する心へ〜 Vol.1」
例えばインターネットも、精神と肉体を巡る思想の、肉体から精神を解放するんだという思想の結実でもあって、その意味では、インターネットもソクラテス的なテクノロジーと言えるのかもしれないと思った。
後編では、東洋的な心/西洋的な心という話になっていくわけだけど、僕はその二分法に収まらない、今まで考えられて来なかったAI独自の第三の心の出現に期待(あるいは恐怖)している。これまで心のあり方として想定されてこなかった形の新しい心を、機械自身が発明する可能性や、そうして作られた新しい心が、人間には心として認知できない可能性、心の内実を理解できない可能性はあって、その未来を妄想すると怖くて、眠れなくなったりしているわけです。
誰でも抽出できる程度のテーマと、誰でも分かる程度の暗喩と、誰でも驚く程度のどんでん返しで作られた小説をありがたがるような、そんな読者にはならないでください。「つまらないのは面白さが分かっていないだけ」と作者を甘やかすような、そんな読者にも。
では、どういう読者になるべきか?という問いには、どういう読者になるべきだと思いますか?と返し、つまりそれが答えだ!と言い、ビシッと貴方を指さす。
つまり、どう本を読むべきか考えている読者だけが読者で、読者には、読者になろうとしなければなれないのである。常に疑問の只中に居るのが読者で、じゃあ、そうじゃない人って読者じゃなくてなんなの?という問いには、それは……
まだ信じるもののなかった時、途轍もなく長い道を兄に手を引かれて歩いた。知らない街の壁には、大人の顔の写ったポスターが張られていた。絵が書かれた壁もあった。その赤い線が何を表しているのか、なぜ書かれているのか、その時の私には知る由もなかったけど、それはあったし、いつか書いた人が確かにそこにいた。その日から、ここが私の故郷になった。
ニコニコ動画で「口から出まかせ」(言葉のブーメラン ライムで革命クーデター!)で検索して、いつもはそんなことしないんだけど、なんとなく引っかかった動画を開いたのが、この曲を聞いたキッカケ。
ファンタスティックしほ/名台詞
本当に偶然聞いただけだけど、これを歌っている方は天才なのではないだろうか。もちろんSoundCloudで他の曲も聞いたけど、やっぱり天才なのではないかと思った。別にCDを出したりしていないらしいので、それが残念。なるべく音楽を続けていってほしいし、できればHEADZかP-VINEからデビューしてほしい。(この二つのレーベルである理由:僕が好きだから)