ブログ「いらけれ」

神出鬼没のゲリラ番組(冗談だよ~)「マキタスポーツ食道」が、面白い(ポッドキャストもあるよ~)。一回目から聞いていて、この番組は聞き終わった後に内容が残らなくて何かおかしいな~と思ってたんだけど、分かったの。内容とかじゃないの、情感なの!「食」を、滔々とエッチに感情込めて"語る"その振る舞いが必然的に生み出す"おかしみ"。真剣になればなるほど、熱がこもればこもるほど、逆説的にユーモラスになってしまうというタイプの。良い落語のように、何度聞いても面白くて笑ってしまうし、終わった後には気持ちよさだけが残る。番組、長く続いてほしいな~。

「マキタスポーツ食道」の最新回(第4回)は4回聞いたので、さすがに内容も覚えたのだけれど、話されていた「軽い窒息の快楽」で、どこかで読んだ排泄の快楽を思い出した。何か哲学的に語られていたような気がするけど、誰が書いていたんだっけな。しかし、入れる快楽と出す快楽が人間にはあるんだ、と考えてみると、食べたり出したりするたびに気持ちよくなっちゃう人間という動物が、少しあほっぽく感じて愉快だ。

毎日書いてれば、いいことあるかなと思ってたけどない。「頑張れば頑張るほど人が離れていく」というのは、学生時代から変わらない気がするなあ。いいことがないといえば、エキサイトメールが終了するというので、困った。フリーメールサービスって減ってるよね?Gmailが強すぎるからだろうか。やらなきゃいけないのは、登録しているポイントサイト等の変更だけなんだけど、面倒だし、移転先がないし。困ってたら、ペンネームの下の名前の候補を思いついた。「聡太」はどうだろう、15歳にあやかって(同じ読みの憲法学者もいるし)。

いつかのコラムのためのその七。透明雜誌のFacebookの投稿より引用。

台湾政府は抗議している国民に暴力な強制排除と曖昧,世間に適当な応答でおさめようとしています。

「お前らの扱い方が気に入らない」は素晴らしいプロテストソングだ。アーティストは(のみならず全ての人は)プロテストしたいときにプロテストできるべきだ。僕たちの時代にはまだ、僕たちから声を上げる力を奪い取ろうという人たちがいるから。我不喜歡你對待我的方式

村田が何とかするって言った時、もう手遅れなのは分かっていた。運動会のバトンリレーみたいに責任がつながるもののせいで、小学五年生の僕はにっちもさっちもいかなくなってしまった。GReeeeNが大音量でかかっていたあの時間、気が付いたときには、僕は突っ伏していた。僕の最低な瞬間は、永遠のようなスローモーションで僕の中にパッケージされた。それが大きすぎて、他の全ての時間が、小さくなってしまったと思った。誰も転んだ僕の心配をしてくれなかった。
あの悪の帝王、谷内と同じ紫バトン組だったから、もう次の日から最悪だった。昨日までとは別の世界に来たみたいだった。かわいそうだったから村田は僕と一緒にいることに決めたらしかった。そういう責任感が強いところがうざいと、それまではずっと思っていて、大して仲良くしてこなかったのに。
授業で二人組をつくるとき、必ずコンビを組むようになった。毎日一緒に帰るようになった。そうなっても囃されることがなかったのは、本当にラッキーだった。どれだけ話しても、プロレスの良さは分からなかった。でもそれは、村田にとって僕の好きな文学も同じだった。お互い分からないまま話し合って、そのままで居られたのは初めてだった。村田は頑張って谷内一派とクラスの雰囲気を変えようとした。卒業するまで状況は変わらなかったから、結果的には無駄だったけど、僕にはもう、それがよかった。
いつの間にか夕方になっていたその日、何度も見たはずのポンプ池のほとりからの夕日。久しぶりに餌を鯉にやる。昔と変わらず大きい。昔と変わらず一緒にいる僕たちにも、変わったことがあり、それは大人になったことと、家族になったことだった。

Field Medic – “uuu" (Official Music Video)

“僕"はField Medicが好きだと思って書いてた。なので、この美しい歌を、皆さんもぜひ、聞いてみてください。