ブログ「いらけれ」

愛想ない携帯の音が しつこいくらい催促してた
十三回鳴って途切れたんだ
ああ それは君からの乾いたグッドニュース
素敵なグッドニュース そう 素敵なグッドニュースさ

SPARTA LOCALS/「Good News」
http://j-lyric.net/cd/zB001NAKZ2E/t162122.html

これを初めて聞いた時から、どのくらい経ったのだろう。このPVを初めて見た時から、どのくらい経ったのだろう。アップロード日から推測するに、少なくとも、5年以上は経過していそうだ。
スパルタローカルズは、「トーキョーバレリーナ」のPVで知ったのかな。引きこもりのニーティング中学生で、ラジオと音楽専門チャンネルとスポーツ専門チャンネルばかりみていた時期に聞いて、変わっていて、引きつけられた覚えがある。
「ロックとハニー」「FLy」「ばかやろう」「IdOL」とか、好きだった。でもこの「Good News」は、分からなかった。もっといえば「ダメだ」と思った。自分の好みから外れてしまったのだと思った。でもその後に発表された「水のようだ」は好きだった。

先日、この曲のサビの一節とメロディが頭に浮かんだ。珍しいことだったし(なにせほとんど回数を聞いていないのだ)、不思議な気持ちになり、YouTubeをひらいて聞いた。そしたら良かった、そしてそれに驚いた。
きっと、色々な音楽を聞いてきたとか、さまざまに蒙を啓かれたとか、経験や加齢とかが複雑に関係していて、自分では判断できないけれど。”するめ曲”のような受け取り方とは少し違うことは確かだ。

バンドは解散してしまっていて(ほとんどのメンバーは「HINTO」というバンドで活動しているが)、どこか後悔している。そんな後悔したって仕方ないのだけれど、夢中になる機会があったのに逃してしまったという気持ちだ。好きなものを、ちゃんと好きでいたほうがよかった。

ブログ「いらけれ」

立川談志いわく、落語は「業の肯定」だそうだ。この言葉だけ、ずっと前から知っていた。特殊な文脈の中で。

好きになった落語家が「噺家は良い悪いではない、合う合わないだ」というようなことを言っていた。その言葉に納得している。

古典しかやらない人が多いが、創作(新作)だけ演じる人もいるし、両方やる人もいる。同じ演目でも、演者によって違う表現になる。それは、大きな違いだ。階級やキャリアが違う人を並べるのは失礼だろうが。

たとえば、どこまで落語と呼べるのだろうか。扇子と手ぬぐい以外の物を使ったら。あるいは、落語の文法に沿った形で話された、聞き手に全く落語的ではないと共通して判断されるような話だったら。

成立しているジャンル。何かに乗っている送り手と、それに乗っている受け手。ある見方や評価軸、一つのルール。しかし、創造性や逸脱によって更新されているからこそ、価値がある。

違うものが同じものとして保存されている。とても勝手で、とても面白い。

分からないから書いている、どんなことにもいえることだ。(音楽だって、映画だって、小説だってそうでしょう?)

ブログ「いらけれ」

自撮りが苦手だ。いや、撮るのでも、撮っているところを見るのでもなく。

自撮り棒はよく見かける。
何かのポスターの前で、母親が5歳かそこらの子に自撮り棒を握らせる、そんな光景も見た。(撮ってやれよ)
持っていても、もう奇異な目で見られることは無いのではないか。(持ったことはない)

とある女性アナが退社するというニュースをみた。(この人何年アナウンサーだったのかな)と思った。調べようとグーグルで名前を検索すると、出る顔写真(よく間違えて別の顔が出る)あれが、自撮り画像だった。きれいな人だ。なのに、うわっと思った。これがこの記事を書くきっかけになった。

自撮り画像を見ると居心地の悪さを感じる。それは、見てはいけないもののように感じる。
欲望と美意識の産物。鏡の中だけあった自己愛のあらわれ。(言い過ぎかもしれない)
「わたし」が良くみえるように「わたし」が撮って「わたし」が写る。それを「わたし」は、他人にみせる。
やはり少し怖い。

でも、もう自撮りなんて誰もが撮っている。 一億総自撮り時代。こんなこと考えてる方がおかしいのであって。
いつか私も撮るようになるのだろうか。……そうなるかもしれない

ブログ「いらけれ」

ラジオのことも語りたい!むずかしいことだけど……

ネットがあれば、radikoで聞けるし、ポッドキャストでも聞けるんですよ!!みんなもっとラジオ聞こうよー。
面白いラジオ、ネットラジオはいっぱいある。そして、自分で語りたくなるような話がたくさん聞ける。
勝手に思っているのだけど、ラジオを聞く人は信頼できる。

これからもうちょっとラジオの話も増やしていきます!

とりあえず、今すぐ聞けるおすすめラジオ

文化系トークラジオ Life:さまざまなテーマについて、深く語る番組。それでいて、文化系部室でぐだぐだしゃべっているような。
東京ポッド許可局:3人のおじさんが屁理屈をこねるラジオ。「ユーモアとインテリジェンスとキュートが同居したトークが聴ける」(POISON GIRL BANDの吉田さんがTwitterで言っていました)
ラジオ版 学問ノススメ:小説家や文化人など様々な方が出ています。アーカイブも揃っているので、好きな人を探してみてください。
熱量と文字数:アニメを中心に。今のアニメについての話が聞けます。「ブヒ部」などバカコーナーもあり。