映画を語る言葉/『ROOM237』/『野火』を観て

映画について書くのは難しい、たかが感想でも。

『ROOM237』という映画を観た。これが大変面白かった。
この映画は、キューブリック監督作『シャイニング』について、様々な人が語る作品だ。画面に映るのはほとんど『シャイニング』の映像で、それを止めたり、寄ったり、逆再生したりしながら、映画に込められたメッセージを、『シャイニング』それ自体を読み解こうとしていく。

はっきり言ってしまえば、ほぼ全てが妄言に思える。ぶっ飛んだ自説ばかりだ。

しかし、映画について語ることの本質を描いているように思う。出てくる人はみな、確かに映っているものから発想している。だから、絶対に違うとは言えない、それはもしキューブリックが否定しようともそうだ、そう見えてしまった人がいたというのは事実だからだ。

映画について語るのは、だから難しい。
人は自分が観たいように観て、自分が語りたいことに結びつけて語ってしまうものだからだ。
私は、それをしたくないと思う。でも、何か言いたいとも思う。

昨日塚本晋也監督作『野火』を観た。
私が見終わって最初に感じたのは、「これを作った人たち、みんな尊敬するな」ということだった。
簡単に「面白かった」と表現できない、ただ観て良かったと思った。
まだ観てない人は観に行ってほしいと思う。

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