ブログ「いらけれ」

「619」は僕らを繋ぐ暗号。顔の横で、指をクルクル回して。

「2018/06/18 今日のボイスメモ」
傘を差しながらしゃべっているので、若干首が詰まった話し方になってます。降りたたたみ傘に四苦八苦している姿を想像しながら聞いてね!

カスタマーレビューが分からない。カスタマーレビューに点数が付いている、それが分からない。
リンゴとバナナのレビューを考えてみる。「リンゴは硬すぎる。歯ぐきから血が出たので☆一つ」とか、「バナナは男性器の比喩に使われすぎていて、子どもに見せられないから一つ星にしました」とか……なんでもいえるじゃろがい!!!!
単純に、質の違うものは比べられないだろうし、比べられないものに点数は付かないはずだ。僕が信頼する人は比べない人で、僕がよく読んでいる東村山のグルメ日記を書いている人も、ただ自分が美味いと思ったかどうかとか、自分が受けた店の印象しか書かないし、点数なんてつけない。なのに「食べログ」には点数が付いているし、それが最大手だし、頭がおかしいとしか思えない。世界が全部バカ。食べ物にも、映画にも、本にも、アルバムにも、点数は付かないと知れ。ただ、「アマゾンの星なんて参考にしたことがない」とは、とてもじゃないが言えない。僕だって、バカの一人だ。

髪を切りに行った。面接がある、それは、履歴書を出すということで、履歴書の写真は髪が短かったころのものだったから、しょうがない。
近くの千円カットは混んでいて、歩いて歩いて隣駅の近くの店に入った。その日は、それほど暑くはなかったが、しかし、初めての店に緊張しているのもあって、じんわりと汗をかいてしまって、理容師の人に申し訳ない気持ちになって、帰るときの「ありがとうございました」をしっかりと言おうと思ったけど、でも、相手もプロだから、気にしていないのかもしれなかった。
切られている間、ユニゾン・スクエア・ガーデンが2曲立て続けに流れたから、そういう店なのかなと思ったけど、それはたまたまのようで、次に流れてきたのはファンキー・モンキー・ベイビーズだった。久しぶりに聞いたそれは、正しく"キセキ"のゼロ年代という感じだ。あの頃の、あの退行の流行はなんだったのだろう。10年代は、一筋縄ではいかない歌詞を書く星野源が流行ったりしているわけで、よくわからない。とにかく時代の空気というものがあった、陳腐な言葉が"一周回らず"ベタに受けた時代だったし、僕もベタの側に、居心地悪さを感じつつも同席させられていた。
僕の心の中で、新しい髪型にすることと同じ位置にあるのは確定申告だ。なんというか、面倒な手続きという感じで、「やらなければならないもの」としか思っていない。だから、僕はおしゃれじゃない、おしゃれにはなれないということなんだろう。外見に気使うよりも、「Down Since Day One Ish」、「Walk With Elias」、「Monday Night Rollins」と書かれたTシャツを着たい、つまり、プロレスTシャツを着たいということだが、マキタスポーツの言葉を借りるならTシャツのデザインは「プロパガンダ」だ、つまり、着ている者の思想が前に出すぎている。そのことは、古田新太を傍から見ているときは分かる(プロレスラーの服着すぎ)が、自分の事となると途端に分からなくなってしまう。でも、今ではアイドルもバンドマンもプロレスラーもTシャツ屋さんだ、ファンは思想を現前させたがるし、客商売は帰依を強いる。長渕のライブでタオルを買わない奴はいないだろう。マーチャンダイズには、客の自己顕示欲と、金儲けの欲望とがクロスしているのだ。
……という考え事をしている間に、驚くほど髪は短くなっている。「ありがとう」と言って街に出ると、脳内にウーソズのエントランステーマが流れた(っていうか「Down since Day one ish」って何?)が、僕は双子ではないから、超かっけーけど移入はできないなあって思った。

The Usos – Done With That (Day One Remix) [Entrance Theme]

文化放送のニュースの伝え方には若干アイコクが入ってるし、今度配信される「I WANT YOU BACK」のジャケのフォントはダサすぎるしで、今日は終わり!上記したように明日は面接。少しだけ早く寝るつもり……だったが、フットボールを見てしまうのだった。
追記:面接については「黙して語らず」でいかせてもらいまーす。